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OLAP分析操作(ダイシング)
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ダイシング操作には入れ替えと移動の2種類があります。
図4は入れ替え操作の例です。入れ替えたい項目をエッジからドラッグして、入れ替え対象の項目の名称の上にドロップします。図4の上の例では列エッジの時間ディメンションを、行エッジの製品ディメンションと入れ替えています。一方、下の例ではページエッジのメジャーを行エッジの時間ディメンションと入れ替えています。
図4:OpenOLAPでのダイシング操作(入れ替え)
もう1つの移動操作は図5のようにして行います。移動したい項目をエッジからドラックして、既に表示されている項目の左右どちらかのボーダーにドロップします。左のボーダーにドロップするとすでに表示済みの項目の上位に、右のボーダーにドロップするとすでに表示済みの項目の下位に移動できます。図5の例ではページエッジのメジャーを行エッジの時間ディメンションの下位に移動しています。
図5:OpenOLAPでのダイシング操作(移動)
移動によるダイシング操作を可能にするためには行エッジ、列エッジに複数のディメンションを同時に表示する機能が必要です。OLAP分析操作の機能をチェックする際には、この機能も忘れずに確認する必要があります。
OLAP分析機能に関して、もう1つ見落としがちなポイントがメジャーの扱いです。OpenOLAPのダイシング操作(移動)の例では、全てのメジャーがグループとして、ディメンションのように扱われていました。
OpenOLAPでページエッジにメジャー(のグループ)が配置されている場合には、スライシングと同じ操作でデータセルに表示するメジャーの種類を切り替えることもできるようになっています。これらの機能もパワーユーザにとっては重要ですのでOLAP操作機能をチェックする際は、一般のディメンションの操作だけでなくメジャーの扱いにも注目する必要があります。
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著者プロフィール
株式会社アイエイエフコンサルティング 平井 明夫
日本DEC(現HP)、コグノス、日本オラクルを経て現職。一貫してソフトウェア製品の開発、マーケティング、導入コンサルティングを歴任。 特に、データウェアハウス、BI、OLAPを得意分野とする。現在、企業業績管理、管理会計などデータ分析ソリューションの短期導入を可能にするテンプレートやパッケージの開発を行っている。
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