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| スコアリング機能 | ||||||||||||
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経営者が必要とするKPIにはさまざまな種類があります。金額やパーセントといった単位の違いだけでなく、大きい値が良い評価を与えられるKPI(上昇目的のKPI)もあれば、逆に小さい値が良い評価を与えられるもの(下降目的のKPI)もあるといった性質の違いもあります。表1に上昇目的のKPIと下降目的のKPIの例を示します。 |
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表1:上昇目的のKPIと下降目的のKPIの例 |
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| このようなさまざまな特性を持つKPIが混在している場合、そのままの数値表示では、それが良いのか悪いのかの判断に迷ってしまいます。そこでKPIをモニタリングするアプリケーションでは、KPIを実際の値そのものではなく、一度スコアリング(点数化)して、その点数で評価するという方法がとられます。 標準的なスコアリングの方法は、次のようになります。 スコアリングした結果の値(点数)が、通常は最低が0点、最高が100点になるように、KPIがとるべき値をあらかじめ設定しておきます。最低の0点に相当する値をワーストケース、最高の100点に相当する値をベストケースと呼びます。このベストケースからワーストケースを引いた値を100で割った値が1点に相当します。 例として、売上高総利益率(粗利益率)をスコアリングする場合を考えて見ます。昨年の実績は20%で今年の目標は25%だとして、ワーストケースを10%、ベストケースを35%に設定します。そうすると、売上高総利益率が10%を超えて、1%増加するごとに点数が4点ずつ加算されていくことになります。もし昨年並みの20%になった場合は40点になり、目標どおりの25%になった場合は60点になります。 これにより、目標を達成すれば(60点以上であれば)合格、前年の値を下回ったら(40点未満であれば)落第といったわかりやすい数値評価を行うことができます。このスコアリングとシグナル表示を組み合わせて、60点以上は丸(緑)、40点以下は菱形(赤)、その中間は三角形(黄)というように設定しておけばさらにわかりやすくなります。図6にスコアリングとシグナル表示を組み合わせた画面例を、図7に実際の値、点数、シグナルの関係を示します。 ![]() 図6:スコアリング機能を使用した画面例 ![]() 図7:KPIの値、点数、シグナルの関係 |
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