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21世紀のビジネスを「経営力」で勝ち抜く - GLOVIA-C XI

2006年7月11日(火)
富士通株式会社

将来のビジネス環境をいかにして予測するか

   「21世紀型」のビジネスを考える上で、もう1つ大きなキーワードが「フォーキャスティング(forecasting:予想・予測)」です。過去の結果や実績の分析はもちろんですが、今後の事業や経営状態がどうなるのかを予想することがより重要です。

   例えば、なぜ企業は連鎖倒産するのかを考えてみましょう。それはキャッシュがまわらなくなるからです。20日の入金を25日の支払いに充てようと 思っていたのに、19日に入金元の企業が倒産して支払いができなくなる。ある日突然こうしたことが起きるから、不渡手形をだすことで連鎖倒産が起きるので す。

   しかしキャッシュフローの正確な予測ができていれば、事前に何らかの手を打つことができます。これは1つの例ですが、フォーキャスティングの重要さがおわかりいただけるのではないでしょうか。

   もっとも企業が先を読むためには、社内の様々な業務システムに分散している情報を集めてこなくてはなりません。

   先々の売上を把握するためには、販売管理システムから受注情報を引き出す必要がありますし、場合によっては受注確定前の商談情報が必要になるかも知 れません。またこれ以外にも、モノづくりを行う生産管理システムや社内の人材情報など、様々な情報が必要になるケースがあることでしょう。こうした多種多 様な情報を統合的に活用できる環境がなくては、将来のビジネス環境を見通すことはできません。

   そこで「GLOVIA-C XI」では、従来のドリルダウンに加えて「業務間ドリルスルー」という新たな機能を加えました。ドリルダウンはFDWH内の情報を詳細に分析する機能です が、業務間ドリルスルーでは各業務システムに存在する大元の情報まで引き出すことができます。

   従来は他の業務システムで管理されている情報が必要になった場合、それぞれのシステムにアクセスして個別にデータを引き出さなくてはなりませんでし た。しかし、業務間ドリルスルー機能を利用すれば、「GLOVIA-C XI」から直接データを引き出すことができるのです。

   「経営力」を高めていくためには、現場のオペレーションにもとづく情報を、迅速かつ立体的にとらえることが必要です。これができないと、経営の方向 性を示す羅針盤の役割が果たせません。また、現場がアクションを起こすために必要な情報を、的確にフィードバックすることもできません。こうした課題を解 消するのが、FDWHのドリルダウン機能であり、新たに加わった業務間ドリルスルー機能なのです。

業務間ドリルスルー
図3:業務間ドリルスルー
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

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