|
||||||||||||||||||
| 1 2 3 次のページ | ||||||||||||||||||
| 企業としてどのようなWebサービスを提供するのか | ||||||||||||||||||
|
一口に「Webサービス」といっても、銀行のオンライン決済やオンラインコマースサイト、CGMを駆使したサイトなど、その種類は様々です。これからWebサービスをはじめようという場合、そこで運営するサービスそのものだけでなく、Webサーバの構成や管理といった面も考えなくてはなりません。 本連載では、ウノウが提供しているユーザ数10万人程度のCGMサービス「フォト蔵」を例に、3回にわけて「ウノウ流」サーバ構築方法と運用方法について紹介していきます。第1回の今回はサーバマシンの選択から設置方法までの物理面について解説します。 |
||||||||||||||||||
| どこにサーバを設置して管理するのか | ||||||||||||||||||
|
実際に利用できるWebサーバの選択肢として、自社サーバやハウジングサービス、レンタルサーバなどの種類があります。当初Webサービスの展開が進められた時期には、社内にサーバルームを設け、システム担当社員によって管理する自社サーバが一般的でした。 その後、運用管理面での負担やコストなどの課題から、ハウジングサービスやレンタルサーバを利用するスタイルへと移行しています。 では、この状況の中、なぜ「フォト蔵」では自社サーバでサービスを提供しているのでしょうか。それは、技術力のあるスタッフがいれば、自社サーバこそが安価にサーバを構築して運用することができるからです。 それでは、現在おもに利用されているサーバの運用形態の違いについてみていきましょう。 |
||||||||||||||||||
| サーバの運用形態 | ||||||||||||||||||
|
サーバの運用形態には大きくわけて以下の3つの形態があり、それぞれメリットやデメリットがあります。これからWebサービスを構築するにあたって、それぞれのサーバの特徴から判断していく必要があります。
表1:サーバの運用形態
|
||||||||||||||||||
| レンタルサーバ | ||||||||||||||||||
|
レンタルサーバは業者から1台単位でサーバを借りて、その上でサービスを提供します。保障される帯域などがあらかじめ決められており、部品を増設する場合は、通常よりの多くの時間やコストがかかるケースが多いです。 基本的にはネットワーク構成が柔軟に変更できないといった契約になっていますが、最近では柔軟な対応をサービスに盛り込んでいる企業が増えています。 |
||||||||||||||||||
| 自社サーバ | ||||||||||||||||||
|
自社サーバでは、自社に光回線などの高速回線を引き、ラックを設置して、サーバマシンを購入し、その上でサービスを提供します。停電などに備え無停電装置などを導入する必要がありますが、技術力のあるスタッフを有していれば、比較的に安価に安定した環境を構築できます。 |
||||||||||||||||||
| ハウジングサービス | ||||||||||||||||||
|
ハウジングサービスはデータセンターのスペースを「月額いくら」で借りるサービスです。ほとんどの場合電源が多重化されているなど、緊急時の対策がなされているという特徴があります。 これら3つの特徴を簡単にまとめると、以下のようになります。
表1:サーバ運用形態のポイントまとめ |
||||||||||||||||||
|
1 2 3 次のページ |
||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||

