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OpenSolarisではじめる本格エンタープライズシステム構築 |
第2回:OpenSolaris をインストールしよう
著者:サン・マイクロシステムズ 大曽根 明 2007/6/11
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OpenSolarisをインストールしよう
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OpenSolarisはオープンソースのプロジェクトとしてはまだ若く、様々な意味で発展途上といえます。このために記事1回分で十分な説明をすることは難しく、詳しい内容は他の資料に頼らざる得ません。
今回の記事の最後でより詳しい参照となる資料を示しますが、まずは「ささの豆知識ブログ」に掲載されているプレゼンテーション資料を併せて参照してください。この資料はサンが開催した「OpenSolaris Install Festa」を前提に書かれていますが、今回の連載ではインストールの全体の流れを追いながら補完するような形で進めていきます。
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OpenSolarisのインストールってどういうこと?
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前回述べたように、OpenSolarisはプロジェクトなので、厳密にOpenSolarisをインストールすることはできません。しかし、そこから作られた一般的に「ディストリビューション」と呼ばれるものに相当するバージョンがあります。
そこで、いくつかあるOpenSolarisのディストリビューションの中から、今回はもっとも商用のSun Solarisに近い「Solaris Express,Developer Edition(以下、SXDE)」を選ぶことにします。ちなみにSXDEに対し、Solaris Express,Community Edition(以下、SXCE)と呼ばれるバージョンも存在します。どちらもOpenSolarisプロジェクトにおいて公開されているディストリビューションです。
SXCEは基本的にOpenSolarisがサン社内でビルドする度にリリースされるのに対し、ある程度安定して多くの開発者が使うのに適したビルドをリリースしているのがSXDEです。また、SXDEもSXCEもそのビルド方法はSolaris 10の次のリリースのSolarisとなるべくして行われているので、開発途中とはいえ商用Sun Solarisにもっとも近いものといえます。
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インストールの準備
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まずインストールを開始する前に準備することがいくつかあります。大まかには下記の3つです。
- SXDEのバイナリの入手
- インストールするマシンの準備
- インストール方法の検討
表1:インストール前の準備
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SXDEのDVDイメージの入手
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主に2通りの方法がありますが、どちらもまずOpenSolarisのWebサイトへアクセスが必要です。
表2:SXDEのバイナリの入手方法
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Webサイトからダウンロードする
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一番簡単で早い方法としてはWebサイトからバイナリをダウンロードするものです。OpenSolarisのWebサイトのトップページの右上にある「Download」アイコンをクリックして先に進んでください(以降は英語のページ)。右上の方に「Quick Download Links」があります。ここにある「Solaris Express DE DVD」というリンクがありますので、これを選択してください。
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DVDを入手する
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2つ目の方法はDVDを無料で手に入れる方法です。現在キャンペーン中でOpenSolarisのサイトへの登録をして、さらに申し込むと無料でスタータキット呼ばれるDVDのセットを送ってきてくれます。もしOpenSolarisのサイト登録が済んでいない場合は最初に登録が必要です。OpenSolarisのサイトトップページの右の上の方にある「register」というリンクから登録をしてください。このページは最初英語で表示されますが、「language」から「日本語」を選べるようになっています。
登録が済んだもしくは登録済みの人は同じトップページにある「OpenSolaris Starter Kit」というアイコンをクリックして、そこから「DVDの取得」を選択してください。英語のページですが、ここで登録すれば後はスタータキットが送られてくるのを待つだけです。
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著者プロフィール
サン・マイクロシステムズ株式会社 大曽根 明
OpenSolaris エバンジェリスト
サンでソフトウェアの組織の中で国際化、日本語化などを主に担当している部署におりますが、サンに入る以前からUNIXを支持し、UNIXに関わる仕事に従事してきました。現在はOpenSolarisの伝道師としても活動しております。
公式ブログ http://blogs.sun.com/ako/
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