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| Solarisとミドルウェア | ||||||||||||
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これまで3回に渡ってOpenSolarisならびにSolarisを中心とした話をお伝えしてきましたが、今回はサンの誇るインフラストラクチャ・ソフトウェア製品について説明していきます。インフラストラクチャ・ソフトウェアとは、具体的にはメールサーバやポータルサーバ、あるいは最近話題の内部統制対応で注目されているアイデンティティ管理ソフトウェアなど、ミドルウェアとも呼ばれているアプリケーションソフトウェアのことです。 実はサンはこれらの製品の多くをオープンソース化する方向性を示していますが、今の段階ではオープンソースプロジェクトと一対の製品になっているものもあれば、まだソースを公開していない製品もあります。しかしこれらに共通しているのは「タダでも使える」ということです。話をややこしくして申し訳ないのですが、多くの製品はきちんと販売およびサポートしているものです。 じゃあ「販売している製品にもかかわらず無償でも使える」と聞くと「どうせ売れていないのでは」と勘ぐるかもしれませんが、残念ながらそれは当てはまりません。多くの製品がユーザ数、インストールベース、あるいは市場シェアでNo.1もしくはそれに近い上位ポジションを占めている製品です。何とも納得しがたい人も多いかもしれませんが、そこはサンのビジョンを理解していただかないと、わからないかもしれませんので、まず簡単に説明しておきましょう。 |
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| サンのビジョン&ミッションを知る | ||||||||||||
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サンは常にベンチャースピリッツを忘れずにイノベーターとして新しい製品や技術を開発しつづけていくことを誇りにしていますが、今のサンは自分たちの企業としての世界的なポジショニングを鑑み、きちんと世の中に貢献しなければならないとも考えています。これはとても大きな考えですが、できれば世界のあらゆる層のデジタルデバイドをサンの持っているテクノロジを提供することで解消していこうと考えているのです。 JavaやSolarisが無償であることがその最たる例ですが、実は多くのエンタープライズ系のミドルウェアもその対象になっているのです。さらに、単に無償というわけではなく、多くの開発者や利用者のコミュニティが立ち上がってくるような環境作りや情報公開の促進もすすめています。 このような作業によって、例えそれがエンタープライズ向けのソフトウェアであっても、ソフトを利用してもらうだけではなく、その活用ノウハウやテクニックなどを「共有」してもらい、より確実な、そしてより安全なシステムを安価に、場合によってはタダで構築・運用していって欲しいと願っているのです。 さらには製品の将来的なロードマップについても、いろいろな人たちを含めた共有の輪の中でアイデアや経験を持ち寄り、それを次世代の製品開発につなげるという方がより良い製品開発につながると信じています。 ですから、他社のミドルウェアのように「期間」や「機能」に制限をつけた上で「試用」してもらうのではなく、製品として販売しているものとまったく同じバイナリーを「使用」できるようになっています。 では早速、どのようなソフトウェアが無償で利用できるのかを説明しましょう。 |
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| 無償で利用できるサンのソフトウェア | ||||||||||||
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本題のエンタープライズ系のほかにも無償でダウンロードして利用できる製品もあります。それらは製品のジャンルとしては大きく3つのカテゴリに分かれます。また無償で利用可能な製品はここにあげた以外にもたくさんあるのですが、ここでは代表的なものを列記します。 |
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| オペレーティングシステム | ||||||||||||
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オペレーティングシステムについては、下記の2つのものがあげられます。
表1:無償で利用できるサンのオペレーティングシステム Solarisに関してはこれまでの連載で記載されていますので、そちらをご覧いただければと思います。 |
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