Red Hat Enterprise Linux 5をインストールする際に、「仮想化」のカテゴリを選ぶだけで、Xenの管理OSであるDomain-0の環境ができあがってしまいます。もう、Xen環境を構築するのに複雑な手順を踏む必要はありません。今回はRed Hat Enterprise Linux5でXen環境を構築する際の注意点を紹介します。
Red Hat Enterprise Linuxのインストールを行っていると、キーボード配列の設定後に「インストール番号(Installation Number)」というものを聞かれます。Red Hat Enterprise Linux 5より先にCentOS 5を触った方はインストール番号という言葉に戸惑うかもしれません(図1)
図1:インストール番号入力画面 (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
実はRed Hat Enterprise Linux 5から、インストール番号という仕組みが採用されました。このインストール番号はサブスクリプション契約を購入したユーザに対して「Red Hat社から付与される半角英数16桁のユニークな番号」です。
この番号は、サーバのカテゴリ以外に属するパッケージをインストールする際には必要なものです。無視して続行すると、仮想化のカテゴリは表示されません。もしインストール番号を紛失してしまった方は、Red Hat Networkにログインすると確認できます。
そもそも製品持っていないのですが
もしRed Hat Enterprise Linux 5を持っていなくても心配無用です。30日間体験版サブスクリプションを以下のWebサイトから申請することができます。なお、サブスクリプションコードのメールが届くには、しばらく時間がかかるようです。