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| 熱狂的なファンを集めるセールスフォース | ||||||||||||
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9月16〜19日にサンフランシスコで行われたセールスフォース・ドットコムのカンファレンス「Dreamforce07」は、世界中から集まったユーザやパートナーである開発ベンダー企業7,000人の参加者により、大きな盛り上がりを見せたという。 「あそこに参加している人たちは、みんなセールスフォースの熱狂的なファンなんだ!」と、同カンファレンスに参加した弊社の部長は帰国後、興奮気味に語った。「ファン」達は、セールスフォースに代表されるSaaSという新しいビジネスモデルに自分が参画していることに誇りを持っており、共にこのモデルを発展させていこうという熱意に満ちていたという。 かつて、エンタープライズ系のITサービスの世界で、これほどまでにユーザやパートナー企業を熱狂させるものがあっただろうか。このカンファレンスの熱気は、いったい何を物語っているのだろうか。 ![]() 図1:Dreamforce07に集まった大勢の参加者 本連載では、SaaS業界の最先端を行くセールスフォースのビジネスモデルを点検しながら、従来のパッケージソフト販売のモデルと比較したSaaSモデルの新しさ、今後の可能性について検証し、関係者に衝撃を与えているその魅力の理由が何なのかを解明していきたい。 |
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| 高いユーザビリティの実現 | ||||||||||||
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セールスフォースがユーザを虜にする特長の1つに「ユーザビリティの高さ」がある。アプリケーションのカスタマイズをユーザ自身がGUIで簡単に設定していけるように作られているのである。 例えば、データベースに独自のテーブルを自由に追加作成することができたり(図2)、テーブルへの項目追加やリレーションの設定を行える(図3)。 データベースの追加・変更に伴って画面上に新たなタブページを表示させたり、項目名の変更、リンクやボタンの配置、画面レイアウトの変更も自在である(図4)。 これらをSQL記述やプログラムコーディングすることなしに、すべて設定で行えるのである。また、外部アプリケーションからセールスフォースとデータ連携できるように、データベースアクセスのためのAPIを公開し、サービスへのログイン、データ検索、データ追加・更新処理、パスワードやユーザ情報などの設定、データの同期などが行えるようになっている。 |
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