バグ管理に効くノウハウを書籍からも学べ！

12月の特集のテーマは「バグ管理の作法」。皆さんは「バグ管理」と聞いてとっさに思い浮かぶ書籍はあるだろうか。特集の各連載でも続々と登場してくるが、バグを出さない方法や出現したバグに対処する方法、そして嫌なバグの思い出まで、あつかわれる内容はさまざまだ。

さて、毎週土曜日にシンクイットのメールマガジン「Think IT Today」で先行公開している本連載「土日に買って勉強したい『○○』本」では、各社の「バグ管理」本を紹介している。

第1週目の今回は、特集テーマに合わせた各社最新の書籍を取り上げ、それぞれの担当編集者によるコメント合戦「編集者ガチンコバトル」をお届けする。各社渾身の「バグ管理によく効く」書籍が目白押しだ。

まず最初に紹介する「ソフトウェア・テストPRESS Vol.5」は、インプレスITのシステム運用部の技術者も「これはぜひ読みたい！」と読者プレゼントを横取りしようとしたお勧めの1冊だ。

ソフトウェア・テストPRESS Vol.5の推薦コメントは、技術評論社 雑誌編集部のソフトウェア・テストPRESS担当　緒方 研一さんからいただいた。緒方さんは「WEB+DB PRESS」（Vol.28以降）や「組込みプレス」（Vol.2以降）、「ソフトウェア・テストPRESS」（Vol.5以降）と、同社の名だたる雑誌を手がけている。

「ソフトウェア開発に占めるコストの50%前後がテストにかかっているとまで言われている昨今、テスト技術者やソフト開発者には、いかに効率よくテストを行うかという観点が重要となっています。

そういった中で、ソフトウェア・テストPRESSでは、効率化のための各種ツールやテスト技法の解説を行うほか、テスト技術者の視野を広げたり、日々の業務を幸せに過ごしてもらうための記事を提供できることを心がけています。

最新号のVol.5では、『テスト計画の立て方、書き方、進め方』と題して、テスト計画を立案し実行するために求められる『戦略』『段取り』『成果物』についてわかりやすく解説しています。

また、チームが組織力を発揮するための方策を探る『最強テストチームの作り方』といった特集も組んでいます。巻頭にはマインドマップ講習の実況記事もあり、読み得な一冊となっています（Vol.6も、2008年1月に登場予定です！）」

次ページでは、毎日コミュニケーションズの「Code Craft」と「Code Quality」の2冊を紹介する。 次のページ