続いて、ミッドレンジクラスを見てみよう。市場シェアの半数以上を占めているのが「UNIX」である。元をたどれば1つのUNIXだが、現在はコンピュータベンダーが自社のハードウェアに合わせて改良するとともに、独自の機能を豊富に盛り込んでいるため、各社のUNIXはまったく別モノになってしまっている。IBMの「AIX」、ヒューレットパッカードの「HP-UX」、サンマイクロシステムズの「Solaris」、そしてアップルコンピュータの「Mac OS X」などは、すべてUNIXベースのOSである。市場シェアを見る限り、UNIXがいまだにコンピュータベンダーの“稼ぎ頭”であることがよくわかる。(上記チャートでは「Mac OS」は「その他」に含まれている。)