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LinuxWorld Expo/Tokyo 2005 ソフトウェア（Software） 会場：東京ビッグサイト（東京国際展示場）   2005/6/1

ソフォス 〜 Linux対応のアンチウイルスソフト

ソフォスでは、エンドポイントセキュリティの「Sophos Anti-Virus」、ゲートウェイセキュリティの「PureMessage」などが展示されていた。    Linux対応版のSophos Anti-Virusが展示されており、ウイルスにアクセスしようとするとポップアップメッセージが出てきてアクセスができないようになっていた。Linuxの導入が増えてきているがアンチウイルスソフトが少ないので、このようなソフトが出てくることは嬉しい限りである。    同製品のLinux/UNIXの対応版は今年の夏ごろから発売予定だ。

NetIQ 〜 Linuxに対応したAppManager

NetIQでは、「AppManager」などが展示されていた。Windowsの監視ツールとして有名な製品だが、2年前よりLinuxへの対応を始めておりその導入数は確実に増えてきているという。基幹系のシステムにLinuxが使われるケースが増えてきたからではないかと予測する。    また「VoIP Management」の展示も行っていた。これはVoIPシステムの評価、管理、トラブルシューティングを行うもので、IP電話の普及が進むにつれて注目を増しているという。金融、証券、旅行会社などの長距離電話を多用する企業が主なターゲットで、実際に使われ始めているとのことだ。

伊藤忠テクノサイエンス 〜 Linux Bladeを展示

伊藤忠テクノサイエンスでは、「CTCが提供するLinux Bladeソリューション」をテーマにプレゼンテーションを行っていた。また、NetAPP / Stratus / iSCSI / SunRAYなどの実機が実際に動作して展示されていた。    実機を使ったプレゼンテーションでは、iSCSIを使ったブレードの交換作業や、Enterprise Linux環境の紹介などのセッションが設けられており賑わしていた。また、隣のベリタスソフトウェアのブースと同期をとったNetBackupの実機も展示していた。

ソリッド 〜 99.999%以上の信頼性を実現

ソリッドは次世代のRDBMSの取り組みとして、サンのV20zにノベルのSUSE LINUX Professional 9.1をインストールしたマシンでCarrier Gradeのデモンストレーションを実施し、99.999%以上の信頼性を実現すると謳っていた。    64bitマシンを使えば高速かつ大容量のデータを持つことが可能で、参照速度が10000行/250msという速度を誇っていた。さらにSolid BoostEngineとCarrierGrade Optionを使えばホットスタンバイ環境が構築可能で、管理者が常駐できない環境への対応を考えたという。    また、今後はLinuxへの対応に力を入れていく方針を採るとのことだ。

MySQL AB 〜 企業向け用途から組み込み機器までの対応が始まる

MySQL ABでは「Kabayaki」、「Navicat」、「LAMP」、「カスタマイズコントローラ」などを展示していた。    「Kabayaki」は日本語対応の全文検索エンジンのシステムで、8月に発売するエンタープライズ版を先駆けて展示していた。同ブースに展示されていることからわかるようにMySQLにも対応している。    「LAMP」はオープンソースを利用して、低コストで安定した柔軟システムを構築できるソリューションだ。商用データベースからMySQLへのデータ移行のサービスを含めており、移行後はMySQL管理ツールの「Navicat」を使って管理することで運用面もカバーするという。また、商用データベースと組み合わせたシステムを構築することも可能で、OracleとMySQLを同時に動かしたデモンストレーションをおこなっていた。    同ブース内でNECが紹介するのは「カスタマイズコントローラ」だ。パネルコンピュータにMontaVista LinuxとMySQLをインストールしたものが動作していた。パネルをタッチするとホスト側に瞬時にデータが送信され、飲食店などの利用を想定している。また、NECが培ったノウハウにより、KIOSKや産業機器、自動販売機などに適用することができるという。

バックボーン・ソフトウエア 〜 NetVaultに「Basic」版登場

Linux用バックアップ／リストア・ソフトウエアとして、3年連続シェア1位の実績を誇るバックボーン・ソフトウェアのブース。    今回のLinuxWorldに合わせて、エントリークラスのサーバ向けに、Basic版を発表した。同製品では、基本パッケージにサーバ1台のデータをオートローダを使ってバックアップするためのライセンスをすべてバンドルしたお買い得パッケージだ。モジュールの構成が面倒だという管理者にとっては、手軽に導入することができる。    また、Active/Activeのクラスタに対応するなど、クラスタ対応が強化された「NetVault 7.3」の展示も行われている。従来のバージョンでは、個別スクリプトや手動のプロセスが必要だったが、NetVault 7.3では中間レイヤを採用したことにより、スクリプト等を使用しなくても、バックアップ／リカバリが可能になった。

ベリタスソフトウェア 〜 Oracle RAC構築に欠かせないソリューション

エンタープライズLinux向けソリューションに力をいれているベリタスソフトウェアのブース。ブースでは、Oracle RAC環境向けにクラスタやストレージ管理といった機能を提供する統合スイート「VERITAS Storage Foundation for Oracle RAC」を展示している。VERITAS Storage Foundationシリーズは、ほかにDB2やSybaseといったデータベースソフトウェアにも対応している。    また、同様に展示されている「VERITAS i3」は、パフォーマンス不足の原因を特定することができるソフトウェアだ。とくにボトルネックに陥りやすいデータベースでは、CPUやメモリに起因するハードウェアレベルの問題なのかをまずチェックし、最終的にはSQL文のチェックまで、ドリルダウン形式での原因追跡ができる。OracleやSQL Server、DB2に対応する。

ユニアデックス 〜 セキュリティソリューションを提供

ユニアデックスでは、さまざまなセキュリティソリューションの紹介を行なっていた。SPAM対策および情報漏えい防止ソリューションや、Linuxセキュリティホール・パッチ自動適用システムなどの展示がされていた。    パッチ自動適用システムは、Qloc EngineとNet-ADMを組み合わせたソリューションで、その2つの間でやり取りをする部分をユニアデックスが開発した。このソリューションにより、セキュリティホールの情報チェックやパッチの入手、適用などを的確に管理することができ、運用・管理を効率化することができる。

テンアートニ／大塚商会 〜 Linux上でのソリューション展開

テンアートニと大塚商会の共同出展ブース。テンアートニは、クラスタソフトのLifeKeeperや64bit対応ハードウェアの展示、大塚商会は、LDAPの統合管理ソフトウェアの展示を行っている。    99.99%の稼働率、年間で考えると53分の停止時間という、エンタープライズレベルの高信頼性を実現するクラスタソフトウェア「LifeKeeper」の展示。サーバマシンを2台稼動させて、実際にフェイルオーバーするデモを見ることができる。フェイルオーバーする時のダウンタイムはほとんど感じられなかった。    「EXGEN LDAP Manager」は、GUI画面でLDAP管理を行うことができる。CSVからLDAPへのデータ投入やOpenLDAPとActive Directoryなど他LDAPサービスとの連携をGUIで行うことができる。

日立システムアンドサービス 〜 高信頼性Linuxシステムを提供

日立システムアンドサービスのブースでは、「MIRACLE CLUSTERPRO」と「オープンネット・ガード」によるソリューションを紹介していた。高可用性に対してはMIRACLE CLUSTERPROによるクラスタシステムを、セキュリティ・機密性に対してはオープンネット・ガードによるソリューションを提供し、デモンストレーションなども行なっていた。

yellowTAB GmbH 〜 BeOSの後継「ZETA」

少し毛色が違う展示があった。BeOSの後継を称するyellowTAB GmbHの「ZETA」だ。BeOSの後継だけありマルチメディアに強く、少ないリソースでの稼動が可能だ。

データ変換研究所 〜 テキスト抽出技術のデ変研

データ変換研究所（デ変研）では、パソコンやサーバ内の個人情報などを高速に検出する「デ変研TGライブラリ」や大量メールの全文検索を高速に行なう「Mail Cyclo」の紹介を行なっていた。

アルファシステムズ 〜 KNOPPIXの事例を紹介

アルファシステムズでは、CD起動Linuxである「KNOPPIX」によるシステム構築を手がけている。展示ブースではKNOPPIXの導入事例などの紹介を行なっていた。

アックス 〜 組み込み系のaxLinuxを展示

アックスのブースでは組み込みLinuxである「axLinux」や携帯機器向けGUI環境の「式神」の展示や、64bit対応PCクラスタ「axLinux/雷神」のデモなどを行なっていた。

アシストマイクロ 〜 100% WebDAV準拠のXythos WebFile Products

Xythos software, inc.の日本総販売代理店であるアシストマイクロでは、WebDAV準拠の「Xythos WebFile Products」の展示を行なっていた。実際にPCが置いてあり、体験することができる。

アプライドナレッジ 〜 イントラブログ「TeamPage」

イントラブログを推進するアプライドナレッジでは、「TeamPage」の展示を行なっていた。実際に操作できる端末の設置のほか、企業におけるイントラブログのあり方などをパネルで解説している。

JFEシステムズ 〜 Linux対応の電子帳票システムを展示

JFEシステムズでは、Linuxに対応した電子帳票システム「FiBridgeII」の展示を行なっていた。Red Hat Enterprise Linuxのほか、Novell SUSE LINUX Enterprise Server、turbolinuxなどに対応している。

ユヒーロ 〜 データベース・サーバの監視システムを展示

ユヒーロではデータベース・サーバ監視システム「HiTo!」の紹介をしていた。写真は当日ユヒーロの方からいただいたHiTo!のスクリーンショットである。

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