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| メトリクス計測ツールとは | ||||||||||||||
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メトリクス計測ツールとは、名前のとおり、ソフトウェアのメトリクスを計測するツールです。ソフトウェアのメトリクスとは、ソフトウェアの品質を評価することを目的として取得される情報であり、ソフトウェアの開発プロセスや成果物に関する何らかの尺度を表します。 たとえば、ソフトウェアの規模を評価するために取得されるソースコードの総行数や、ソフトウェアのテスト容易性を評価するために取得されるマッケーブのサイクロマチック数などが相当します。 メトリクスの計測は、開発中のソフトウェアの品質が標準的な品質を満たしているか、開発したソフトウェアの保守の容易性の判断、またソフトウェアの効率や品質の将来的な改善の目的で行われます。 広義のメトリクスでは、UMLなどで記述された設計書や開発プロセスそのものを計測対象とする場合もありますが、メトリクス計測ツールと呼ばれるものはソースコードを対象にするのが一般的です。なぜなら、明示的に記録され、また機械的に処理できる成果物はコードのみである場合が多いからです。ですので、以降では、ソースコードを対象とするメトリクス計測ツールに限って紹介しますが、今後はメトリクス計測に対する重要性の認識や開発ツールの進化により、さまざまなメトリクスが計測できるようになるでしょう。 また、最初にソフトウェアの品質と簡単に書きましたが、ソフトウェアの品質には、性能、信頼性(バグがないプログラムであることなど)、保守性(機能修正・追加の容易性やソースの可読性など)、セキュリティといったさまざまな性質が含まれます。どのような品質に注目するべきかは、プロジェクトによって異なるでしょう。ただし、ソースコードを対象としたメトリクス計測ツールは、主に信頼性、保守性に関連した品質を評価することを目的としています。 では、Eclipseプラグインツールとして利用できる、主なソースコードを対象としたメトリクス計測ツールを紹介しましょう。 表1は、Eclipseプラグインとして利用できる代表的なメトリクス計測ツールですが、本稿では、コード行数、メソッドの凝集度、複雑度、結合度などの代表的なメトリクスを含め、さまざまなメトリクスが取得できるMetrics plugin for Eclipseを紹介しましょう。
表1:主なソースコードを対象としたメトリクス計測ツール |
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