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エンタープライズサーバOS インタビュー

2007年4月8日(日)

Windows Server

マイクロソフト株式会社  高沢 冬樹
大学卒業後、外資系大手コンピュータメーカにてシステムズエンジニアとして金融機関向けSI、ソリューションビジネスなどに従事。1994年、マイクロソフト株式会社に入社。インダストリーマーケティング、企業向けテクニカルマーケティング、E-Commerce製品マーケティングなどを経て、2001年より現職。
 
   1993年にWindows NTが登場してから10年を越え、マイクロソフトの「Windows Server」はエンタープライズサーバOS市場にしっかりと根を下ろしている。とくに、ワークグループのファイルサーバを中心としたエントリークラスのサーバOSでは、他を寄せ付けない圧倒的なシェアを持つ。現在は、UNIXサーバやメインフレームの牙城であるミッドレンジ以上のサーバOSとしても着々と採用され始めている。エンタープライズサーバOSとしてのWindowsについて、マイクロソフトのWindows Server製品部長、高沢冬樹氏に話を伺った。
— エンタープライズサーバOS市場において、マイクロソフトではWindows Serverがどのような市場ポジションにあるとお考えでしょうか。
 
高沢氏   第三者の調査機関が発表している出荷台数ベースのシェアを見ると、Windows Serverは非常に高い数値を頂戴しています。特に、中小企業でも大企業でも企業規模にかかわらず、ファイルサーバから基幹業務アプリケーションサーバまで幅広く利用されていると認識しています。ビジネスシステムの基盤として、Windows Serverは浸透しているのです。特定の領域だけに強みがあるわけではありません。

 
— 搭載されたサーバのCPU数が増えていくにつれ、あるいは大規模エンタープライズシステムで使われるハイエンドサーバのようにサーバをセグメント分けをしてWindowsを見た場合はどうでしょう?
 
高沢氏   確かにセグメントによって、ミッドレンジクラスあるいはハイエンドクラスのサーバであればシェアは下がります。なぜなら、そうしたセグメントでは、たとえばサンのSPARC、HPのPA-RISC、IBMのPowerのように、Windows Serverが動いてないハードウェア・プラットフォームがありますからね。x86が主流のエントリークラスの領域よりは、当然相対的なシェアは下がります。ただし、ハイエンドサーバでも今はWindows Serverの導入が進んでます。32ウェイ、64ウェイなどのシステムも多くなっています。
 
— すでにシェアを持っているWindows Serverは、これからどんな市場を狙っていくのでしょう。
 
高沢氏   ひとつは、ラージエンタープライズシステム、非常に大規模なミッションクリティカルシステムという領域へのさらなる浸透が挙げられます。もうひとつ、極めて重要なのが、その正反対の位置にある中小企業に向けた展開です。そして、3点目は、非常に大きなインストールベースがある買い替え需要の促進です。買い替えについては、単に新しくなったからという理由ではありません。セキュリティあるいはプライバシーなどのシステムインフラに対するニーズが高まっており、5年前にカジュアルな形で導入してしまったプラットフォームには問題があります。それを置き替えていきたいと考えています。
 
— ミッションクリティカルな大規模システムの領域でさらに受け入れるために、どのような取り組みをしていますか?
 
高沢氏   たとえば、サーバ統合のシナリオに対しては、すでに複数の特性のアプリケーションのリソースバランスなどは実現していますが、今後はマイクロソフト独自の仮想化技術、仮想OSに関する統合を実現していく予定です。メインフレームやハイエンドUNIXサーバで実現しているようなダイナミックパーティショニングの技術についても開発中です。ただし、これらはさまざまな利用形態の1つ、ニーズの1つです。
マイクロソフトでは、広く要望に応えていくことに戦略的に取り組んでいます。


 
— メインフレームやUNIXサーバからの移行も進んでいますね。

 
高沢氏   すでにメインフレームからWindows Server Enterprise EditionやDatacenter Editionを搭載したサーバへの移行というものが実際に進められています。ただし、必ずしも大規模サーバでなくても、4ウェイ、8ウェイのシステムをクラスタ化して実現できる場合もあります。
 
— UNIXサーバからの移行を考えた場合、WindowsよりもLinuxのほうが移行が容易だと言われていますが…。
 
高沢氏   それは、アプリケーションの作り次第です。たとえば、POSIXベースで作られているアプリケーションであれば、Windows Serverにも完全なサブシステムが用意されていますので、Linuxとほぼ同等の手間で移行できます。それ以外、たとえばクライアント/サーバシステムをJavaや.NETに移行する場合、まったくの作り直しになるわけですから、移行の手間は何ら変わりません。


 

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