Microsoft、Azure上のコンテナワークロードに最適化されたLinuxディストリビューション「Azure Linux 3.0」リリース

2024年10月16日(水)
Microsoftは10月5日(現地時間⁠)⁠、Azure上のコンテナワークロードに最適化されたLinuxディストリビューション「Azure Linux 3.0」をリリースした。

「Azure Linux」は、Linuxカーネル(LTS版)をベースに構築された「Microsoft Linux Kernel」を搭載し、AKS向けパッケージなどから構成される「Azure Linux Core」から構成されたLinuxディストリビューション。コアイメージのサイズを400Mバイト程度にスリム化しながら、Azure上で高いパフォーマンスが実現できるように調整されている。

「Azure Linux 3.0」では、Redisに代わるインメモリデータストアとしてValkeyがディストリビューションに追加された。また、PHPおよびPerlパッケージがいくつか追加され、既存のパッケージのバージョン アップデートも加わっている。また、Iptables サポートがデフォルトで有効になり、NFSD v4 セキュリティ ラベルが有効化され、VirtIOコンソールがデフォルトで有効になり、e1000ドライバがモジュールとしてビルドされるようになるなど、様々な変更およびセキュリティフィクスが施されている。

「Azure Linux」は、GitHubから入手できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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Azure Linux

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