Cライブラリのglibc最新版、「glibc 2.42」リリース

8月3日 18:02

 GNU Projectは7月28日(現地時間)、UNIX系OSなどで広く利用されているCライブラリであるGNU C library(glibc)の最新版、「glibc 2.42」がリリースされた。glibcは、C言語で記述されたプログラムで利用される関数のフリーなライブラリであり、Linuxでは事実上の標準実装となっている。

   「glibc 2.42」では、 float、double、long double、_FloatN、_FloatNxの関数、および 内の型汎用マクロがでサポートされるようになったほか、ISO C2Y ファミリーの unsigned abs 関数、すなわちuabs、ulabs、ullabsおよびuimaxabs がサポートされるようになった。また、Linuxでpthread_gettid_np関数が追加されるなど、複数の機能強化・変更が施されたほか、不具合の修正も施されている。

 「glibc 2.42」のソースコードは、GNU Projectのダウンロードページやミラーサイトからダウンロードできる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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The GNU C Library
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