VirtualBox 7.2.10リリース ─ Linux 7.1を初期サポート

CentOS 10の起動問題やKDE Plasma/Waylandのクリップボード共有を改善

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 Oracleは6月16日(現地時間)、オープンソースの仮想化ソフトウェア「VirtualBox 7.2.10」をリリースした。

 「VirtualBox」は、ホスト上に仮想マシンを作成し、その上で別のOSを実行することができるソフトウェア。Windows版、Linux版などが用意されており、幅広いゲストOSに対応。個人利用または評価目的の場合は無償で利用可能。また、ソースコードがOSE版としてGPLの下で公開されている。

 「VirtualBox 7.2.10」は、7.2系の最新リリース。Linux 7.1への初期対応、Linuxホストおよびゲスト、ARM仮想マシン、ストレージ、ネットワーク、USBなどの不具合修正が行われている。

 「VirtualBox 7.2.10」のハイライトは次の通り。
〇Linux 7.1をホストおよびゲストで初期サポート
〇CentOS 10ゲストがx86-64-v3関連のエラーで起動できない問題を修正
〇Linuxホストでカーネルエラーにより仮想マシンを起動できない問題を修正
〇KDE PlasmaのWayland環境におけるクリップボード共有を改善
〇1,024MiB未満のメモリを割り当てたARM仮想マシンのEFI起動問題を修正
〇Apple Silicon搭載Mac上のヘッドレス仮想マシンへUSB機器を接続できない問題を修正
〇VIRTIO-SCSIデバイスがSSDとして認識されない問題を修正
〇OS/2ゲストの起動やGuest Additionsに関する問題を修正
など。

 Linux Guest Additionsでは、KDE PlasmaをWaylandセッションで利用するゲスト向けに、Extended Data Control Protocolの初期サポートが追加された。これにより、ホストOSとゲストOS間のクリップボード共有が改善される。

 また、Linux Guest AdditionsをNASMのみでビルドできるようにする変更や、Red Hat Enterprise Linux 9.8のカーネルにおけるビルド問題の修正も行われた。Linux 7.0以降では不要となるvboxvideoカーネルモジュールをビルドしないよう変更されている。

 「VirtualBox 7.2.10」は、Webサイトから入手できる。追加機能を提供する非オープンソースの「Extension Pack」は、個人利用、教育利用または評価目的の場合に無償で利用できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

[関連リンク]
VirtualBox 7.2.10 Changelog
VirtualBox Downloads

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