一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(略称:CSAJ)から一般社団法人ソフトウェア協会(略称:SAJ)に名称を変更。7月1日より

2021年6月10日(木)

一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(住所:東京都港区、会長:荻原 紀男、以後(CSAJ)は、7月1日より一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(略称:CSAJ)から、一般社団法人ソフトウェア協会(略称:SAJ)に団体名称を変更と発表した。これに伴い、SAJは新たにビジョン・ミッションなどを策定し、今後の日本におけるデジタル社会推進への貢献と、日本のソフトウェア産業の向上に寄与することを目指していくとしている。

【参考】7月1日より、一般社団法人ソフトウェア協会に名称を変更
~Software Everywhereすべてはソフトウェアで動く、これからのデジタル社会へ~

https://www.csaj.jp/NEWS/pr/210609_saj.html

CSAJは、ソフトウェア製品に関わる企業が集まり、ソフトウェア産業の発展に係わる事業を通じて、日本の国内産業の健全な発展と国民生活の向上に寄与することを目的とした団体。ソフトウェア製品とは、自社で市場ニーズを分析し、企画、開発、商品化した既製ソフトウェア(企画開発型ソフトウェア)を指し、CSAJではDXを加速させる上でクラウドサービスとともに重要なものと位置付けている。

名称変更に至った背景として、第四次産業革命ではあらゆるモノにソフトウェアが使われる時代になり、デジタル化によってソフトウェアの重要性がますます増してきている。第三次産業革命で使われていたコンピュータという名称に限らず、すべてのソフトウェアを対象とし、デジタル社会を推進するという意味を込め、ソフトウェア協会とすることとしたという。

今回の名称変更について、CSAJ会長の荻原 紀男氏は、次のようにコメントを寄せている。

「この数年、日本のデジタル化が遅れていると言われており、CSAJはさまざまな機会において政策提言をし、ようやく政府にデジタル庁が設置される運びとなった。これからのデジタル化に最も必要なソフトウェアが中心とされる社会において、新たにソフトウェア協会という名のもとに進むべき道を示す時期に来ている。今後は、クラウド上でAPI を解放し、ソフトウェア同士がつながる社会を実現するとともに、データの共有化を進めて便利で安心な社会作りに貢献したい」。

今後の計画として、CSAJは現状で以下のことを掲げている。

  • 個人会員制度の整備
    デジタルトランスフォーメーション(DX)では、すべての企業がIT企業となる時代が到来する。ソフトウェアを利用し、法人やフリーランス(個人事業主)、兼業・副業のエンジニアにも会員となってもらい、交流の場を持てるようにする。
  • 団体の影響力の拡大
    CSAJはすでに日本最大級のソフトウェア関連団体となっているが、さらに会員数を拡大し、圧倒的な影響力を持つ団体を目指していく。さらに、これまでの業界団体のイメージを変え、若い経営者の参加を促進し、積極的に日本の未来を変えていく。
  • 運営体制の強化
    広報の強化、会員サービスの充実など専任担当者を事務局に配置し、運営体制の強化を図る。

なお、現在、新ビジョンの策定に伴い、新ロゴのデザインを募集しているとのこと。新ロゴは、10月11日に開催予定の「デジタルの日」の協会名称変更記念パーティにて発表を予定しているとのことだ。

【参考】協会名の変更に伴う新ロゴデザイン募集~賞金50万円を授与~
https://www.csaj.jp/NEWS/about/210526_logorenewal.html

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