米オラクルは、サンフランシスコで開催中のOracle OpenWorld 2012において、最新世代のOracle Exadataデータベース・マシン「Oracle Exadata X3 Database In-Memory Machine」を発表した。
「Oracle Exadata X3 Database In-Memory Machine」は、「Oracle Cloud」の主要コンポーネントとなるデータベースアプライアンス。フルラック、ハーフラック、クォーターラックなど選択可能な「Oracle Exadata X3-2 Database In-Memory Machine」、およびフルラック構成の「Oracle Exadata X3-8 Database In-Memory Machine」の2種類が提供される。
Oracle Exadata X3 Database In-Memory Machineは、自動的にすべてのアクティブ・データをFlashおよびRAMメモリに移動し、それほどアクティブでないデータを低コストのディスクで維持するマス・メモリ階層を実装。ディスク・ドライブの読み取り/書き込みに起因するパフォーマンス・オーバーヘッドを事実上解消し、多様で予測が困難なクラウドコンピューティングのワークロードに対応する。
前世代「X2」の4倍のFlashメモリを搭載し、最大40パーセント高速な応答時間を実現。データスキャンレートは100GB/秒。書き込み容量を10倍にする「Exadata Smart Flash Cache」ソフトウェアを搭載し、「Exadata」独自の「Hybrid Columnar Compression」機能との組み合わせにより、数百テラバイトのユーザーデータをすべてFlash内で管理できるようになった。また、最新8コアのIntel Xeon E5-2600シリーズプロセッサの採用により、データベースCPUコアは33パーセント向上した。
日本オラクル
http://www.oracle.com/jp/
ニュースリリース
http://japanmediacentre.oracle.com/content/detail.aspx?ReleaseID=2219&NewsAreaId=27
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