インテック、SaaS利用環境をサポートする統合認証サービスの提供開始
インテックは10月18日、広域仮想クラウドサービス「EINS WAVE(アインス ウェーブ)」の新サービスとして、クラウドサービス(SaaS)と企業内システムのID情報を統合管理するとともに、アクセス認証の強化を実現する統合認証サービス「EINS/IAM(EINS Identity and Access Management:アインス アイエーエム)」の提供を開始した。
EINS/IAMは、SaaSと企業内システムのID情報の統合管理、クライアント証明書によるアクセス認証、およびサービス間のシングルサインオンなどの機能を提供し、SaaS利用時のセキュリティ強化、システム管理者の運用負荷軽減、コスト削減、利用者の利便性向上を実現する。サービス料金(税別)は、初期費用50,000円から、月次費用300円から(1ユーザあたり)。
EINS/IAMの主な機能は以下の通り。
・SaaS、企業内システムのユーザID情報の連携・統合管理
企業内のディレクトリサーバで管理されているID情報やCSVファイルでアップロードされたID情報をSaaSに連携し、統合管理を可能とする。これにより、利用するシステムごとに発生していたID情報の登録・更新・削除などの作業負荷を軽減し、登録ミスや不要IDの削除漏れといったセキュリティリスクを回避することが可能。
・クライアント証明書によるSaaS等へのアクセス認証(2013年1月提供予定)
クライアント証明書を標準で提供し、SaaSへのアクセスに対するセキュリティを高めている。クライアント証明書は、「なりすまし」による不正入手や対象端末以外での利用を制限できるため、BYOD導入においても、企業が利用を認めていない個人デバイスの不正利用や不正アクセスを防止することが可能。また、SaaSを利用する際のログイン認証をEINS/IAMが代行するため、SaaSに直接IDやパスワード情報を入力させることなく、情報の流出を防止する。
・複数サービスへのシングルサインオン(2013年1月提供予定)
複数のサービスへのシングルサインオンを提供する。EINS/IAMで一度認証されたユーザーについては、サービスごとのログイン認証が不要なため、複数のサービス利用時もストレスなくサービス間の移動が可能となる。
インテック
http://www.intec.co.jp/
ニュースリリース(PDF)
http://www.intec.co.jp/news/pdf/20121018_1.pdf
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