オージス総研とさくら情報システム、東京で2番目となるデータセンターを開業

2013年5月18日(土)

大阪ガスグループのオージス総研とさくら情報システムは5月15日、東京23区内に共同でデータセンターを開業すると発表した。開設は2013年7月1日。

オージス総研グループでは、オージス総研が大阪に2拠点(大阪第1、大阪第2)、さくら情報システムが東京に1拠点(東京第1)の、合計3拠点4,000平米のデータセンターを所有。オージス総研は公益企業を中心に、さくら情報システムは銀行・金融系企業を中心に、豊富な運用実績がある。さらに従来、両社が東京・大阪の企業向けに相互にセンター運用を行うなど、データセンター事業の連携を実施している。今回、データセンター需要の更なる高まりを見据え、東京で2番目となる「東京第2データセンター」の開業を決定した。

「東京第2データセンター」は、基礎免震構造を採用し、無停電電源装置と自家発電装置を備え、安定した電源を供給する災害に強いデータセンター。東京23区に立地し、複数路線から徒歩圏内でアクセスが可能なため、機器のメンテナンスや機器搬入時の利便性も高い。さらに、既存の大阪データセンターと東京データセンター間をシームレスに接続することで、昨今高まる企業のBCP確保のニーズに対して、オージス総研グループのソリューション提案力を発揮し、既存のクラウドサービスなどと組み合わせて柔軟にDRサイト構築を支援していく。

オージス総研とさくら情報システムでは、今回の共同開設に伴い、運用体制の共通化や相互バックアップなどの連携を強化していく。これまでの構築・運用保守の実績を生かし、東京第2データセンターにおいても、構築から運用保守までワンストップで応えることで、システム管理や運用に要するコスト軽減・災害対策・事業継続を強力に支援していく。

■東京第2データセンター概要

  • 開設:2013年7月1日
  • 所在地:東京都北区
  • 構造:鉄骨造(ブレース付きラーメン構造)、免震構造
  • 規模:約500平米、217ラック
  • 床耐荷重:1,500kg/平米
  • 受電方式:特別高圧受電66,000V 本線・予備線方式
  • 非常用発電:ディーゼルエンジン(48時間以上無給連続運転)
  • 消化設備:窒素ガス消火設備、超高感度煙探知装置

■東京第2データセンターの特徴

・災害に強い
 東京湾から約10km離れており、水害リスクが低い
 N値60以上の強固な地盤の上に立地
 基礎免震構造を採用し、冗長化された無停電電源装置と自家発電装置により安定した電源を供給

・利便性
 東京23区内の好立地。複数路線から徒歩圏内でアクセス可能な都市型のデータセンターで、機器のメンテナンスや機器搬入時のアクセスにも便利

・コストパフォーマンス
 高密度電力、高荷重対応ラックを採用し、従来のデータセンターと比べ、優れたコストパフォーマンスを実現

・柔軟な運用サービス
 東京第1データセンターや大阪市内の第1・第2データセンターと一体的に連携することで、監視・保守・運用からセキュリティ対策までの24時間365日サービスを提供


オージス総研
http://www.ogis-ri.co.jp/

さくら情報システム
http://www.sakura-is.co.jp/

ニュースリリース(オージス総研)
http://www.ogis-ri.co.jp/news/1207343_6734.html

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