アシストと日本HP、「Server-VDIソリューション」の提供で協業
アシストは3月22日、日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)と仮想化分野で協業し、HP製ハードウェアを組み合わせ独自の構成を採用することで、従来型VDIと比較して導入コストの半減を可能にする「Server-VDIソリューション」に、アシストが取り扱うクライアント仮想化ソフトウェア「Ericom PowerTerm WebConnect」(開発元:イスラエルEricom Software Ltd.)が採用されたことを発表した。
「Server-VDIソリューション」は日本HPおよび同社パートナー企業が提供、アシストは「Ericom PowerTerm WebConnect」に関し製品およびサポートの提供ならびに顧客企業への積極的な提案を行う。
日本HPが提供する「Server-VDIソリューション」は、システム構成においては同社のノウハウを駆使し、高価な共有ストレージを使わずにサーバローカルのSSDを使用するなど性能も考慮したコスト最適化を行っている。管理面ではHP CloudSystem Matrixを使うことで、物理環境と仮想環境の統合管理、テンプレートを使用した自動プロビジョニングなどが可能で、IT部門の管理業務が効率化されることから、ランニング・コストの削減も実現する。
これに加え、日本HPでは、当初「Server-VDIソリューション」のコネクション・ブローカー部分にWindows Server純正機能の利用を検討していたが、大規模環境への対応、LAN以外からのアクセス、iPadなどのWindows以外のクライアントデバイスからの利用といった様々な顧客ニーズに対応するため、アシストが取り扱う「Ericom PowerTerm WebConnect」を採用。「Ericom PowerTerm WebConnect」は、RDPのパフォーマンスを数倍に向上させるだけでなく、iPad、シンクライアント端末を含むあらゆるクライアントデバイスからのアクセスを可能にする。ライセンス価格が他社製品の約3分の1程度と、導入コストを最適化する「Server-VDIソリューション」のコンセプトに合致し、「Ericom PowerTerm WebConnect」を採用することで、一般的なVDIの導入に比べ、トータルの導入コストを半減させることにも成功した。
「Server-VDIソリューション」では、ユーザー数に合わせたリファレンス構成を用意しており、小規模ではテスト導入目的の20ユーザから、大規模では全社展開も可能な数千ユーザ規模での対応も可能と、顧客ニーズに合わせた柔軟な提案が可能。「Server-VDIソリューション」の提供にあたって、アシストはEricom製品の供給と技術サポート、顧客企業への積極的な提案を、日本HPおよび同社パートナーがインテグレーションを行う。
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