NEC、省電力性能に優れた1Way空冷式スリムサーバなどExpress5800シリーズ3機種を新発売
NECは7月4日、IAサーバ「Express5800シリーズ」において、1Wayエントリサーバ3機種を発売開始した。
発売を開始したのは、1Way空冷式スリムサーバ「Express5800/GT110f-S」、1Way水冷式スリムサーバ「Express5800/GT110f-S(水冷)」、1Wayラックサーバ「Express5800/R110f-1E」の3機種で、出荷は7月26日から。
この中で、「Express5800/GT110f-S」は、コンピュータの標準的な電力効率の比較指標である「SPECpower_ssj2008 ベンチマーク」において、省電力性能の世界最高値6,488 overall ssj_ops/wattを記録。これは、最新のインテル Xeonプロセッサー E3-1200v3製品ファミリーを採用し性能を向上させるとともに、NECの培ってきた設計や制御における省電力技術を徹底して製品に取り入れたことにより実現したもの。
新製品および新機能の主な特長は以下の通り。
1Way空冷式スリムサーバ「Express5800/GT110f-S」は、NEC独自の冷却設計や制御技術、80 PLUS Platinum電源などの省電力パーツの採用により、コンピュータの標準的な比較指標である「SPECpower_ssj2008 ベンチマーク」において、省電力性能の世界最高値6,488 overall ssj_ops/wattを記録。多数台の導入や拠点展開において、システム全体の電力コストを削減。
最新のインテル Xeonプロセッサー E3-1200v3製品ファミリーを採用し従来比約11%の性能向上。また、USB3.0ポートを標準搭載し、バックアップ転送速度を従来比約3.2倍に向上させることで、仮想化によりデータが増加した場合でも、夜間のうちに短時間でバックアップすることが可能。
「Express5800/GT110f-S」では、HDDの最大搭載台数を従来比2倍の最大6台とし、最大容量を7.2TB、「同/GT110f-S(水冷)」は、最大容量を従来比約1.7倍の4.8TB、「同/R110f-1E」は最大容量を従来比約1.7倍の9.6TBまで拡張可能にし、仮想化統合によるデータ増加に対応。
動作環境温度40度への対応やグループパワーキャッピング機能によりシステムの利用状況に応じた節電対応も可能。
1Wayラックサーバ「Express5800/R110f-1E」は、電源やファンの冗長構成に対応。複数のサーバが稼働する仮想化環境など信頼性の高い業務においてもシステムの安定稼働を実現。
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