NECは10月5日、Android OSが搭載されたタブレット端末やスマートフォンなどのスマートデバイスから、企業などの組織内に設置してあるパソコンに接続し、社内システムの利用を実現するリモートデスクトップ・ソフトウェアを販売開始した。価格は100ライセンスで30万円(税別)から。
本ソフトウェアはクライアント型の製品。外出先から社内業務システムにアクセスする環境を短時間で容易に構築することが可能となる。スマートデバイス端末には、社内業務システムのデータは転送されず、パソコンの画面イメージのみ転送されるため、外出先での紛失や盗難発生時でも、情報漏洩することはなく、セキュリティを確保しながら、社内業務システムへの接続が実現する。
新しい画面操作機能を搭載し、かな入力を含めた日本語入力の操作性を高めている。とくに、タップやピンチなど、スマートデバイス特有の画面操作性を実現するとともに、アプリケーション画面のサイズ変更のための専用ボタンや、画面四隅の操作などの細かな操作を簡単に行えるソフトウェアマウス(左記2点は特許出願中)、画面上の資料全体を把握しながら文字入力が行える透明キーボードなど、先進的なスマートデバイス用ユーザインタフェースを設計している。