NEC、無停止型サーバー新製品を発売
NECは11月20日、無停止型サーバー「Express5800/ftサーバ」において、処理性能を従来機比50%向上させ、メモリやハードディスク、ネットワーク性能を強化した仮想化基盤に最適な新製品4モデルを販売開始した。
「Express5800/ftサーバ」は、CPU、メモリなど主要なハードウェアをすべて二重化し、ハードウェア障害によるシステム停止のリスクを低減した高可用性サーバー。
2モデルを新たにラインアップし、サーバー統合の規模や処理性能に合わせた選択が可能。システムの長期間の使用ニーズに合わせた「長期保守(10年)対応モデル」もリリースし、最大10年間の長期保守に対応する。
Express5800/ftサーバの主な特長は次の通り。
・処理性能を従来機比50%向上し、拡張性を強化
インテル Xeon E5-2600製品ファミリーを採用し、従来機比50%の性能向上を実現。メモリを最大256GB、ディスク容量を最大7.2TBまで搭載可能。さらに、10GBase-Tネットワークポートを搭載するなど、拡張性を向上させることで、サーバー統合基盤に求められる高度なハードウェア性能を実現。
・仮想化環境における高可用性を実現
仮想化ソフトウェアWindows Server2008 R2 Hyper-Vをサポート。さらにNEC独自の二重化制御チップ「GeminiEngine」に、今回新たに「NTB(Non-Transparent Bridge)」機能を搭載。これにより、万が一ハードウェアの障害が起きた場合に、ハードウェアを二重化の状態に復旧するためのメモリコピー時間を従来機比79%の縮小。障害からの復旧の際にも業務への影響を最小限に抑えることが可能。
・長期保守(10年)対応モデルを用意
工場の生産ライン制御や物流管理など、設備投資のサイクルが比較的長期となるユーザー向けに「長期保守(10年)対応モデル」を用意。10年保守モデルでは毎年の定期点検に加え、定期的な部品交換などを行い、長期間、安心して使用することが可能。
その他のニュース
- 2024/12/15 オープンソースの監視ソフトウェア「Zabbix 7.2.0」リリース
- 2024/12/14 AWS、「Data Exports for FOCUS 1.0」の一般提供を開始
- 2024/12/13 Linuxディストリビューション「OpenMandriva Lx 24.12 "ROME"」リリース
- 2024/12/11 オープンソースのエミュレーター「QEMU 9.2」リリース
- 2024/12/10 systemdの代替を目指すサービスマネージャ「GNU Shepherd 1.0」リリース
Think ITメルマガ会員登録受付中
全文検索エンジンによるおすすめ記事
- NEC、Xeon Phi製品ファミリーを搭載した1Uラック型サーバー「Express5800/HR120a-1」を発売
- NEC、仮想化やビックデータ活用に最適なIAサーバ「Express5800シリーズ」4機種を発売
- NEC、データセンター向け小型バッテリー内蔵の省電力サーバーを発売
- NEC、省電力性能に優れた1Way空冷式スリムサーバなどExpress5800シリーズ3機種を新発売
- NEC、統合エンタープライズサーバ「NX7700iシリーズ」の新製品を発売開始
- NEC、SANストレージのミッドハイレンジモデル「iStorage M700」を発売
- NEC、スマートフォンをクラウド上に仮想化できるサービスを販売開始
- NEC、中規模仮想化基盤向けクラウド共通基盤パッケージを発売
- NEC、ビックデータ処理の高速化を実現するハードウェアを短期間で設計できる技術を開発
- NEC、OpenFlow対応「UNIVERGE PFシリーズ」のコントローラ機能を強化、スイッチの新製品を発売