TIS、クラウドオーケストレーション・ソフトウェア『CloudConductor』のα版をOSSとして公開
2014年3月27日(木)
ITホールディングスグループのTIS株式会社は、経済産業省が公募した“平成25年度「産業技術実用化開発事業費補助金(ソフトウェア制御型クラウドシステム技術開発プロジェクト)」”に採択され開発した、クラウドオーケストレーション・ソフトウェア『CloudConductor(クラウド コンダクター)』のα版を、オープンソース・ソフトウェア(OSS)として3月25日に公開したことを発表した。
『CloudConductor』は、クラウド上に構築するシステムに対して、「耐障害性向上」や「性能向上」、「災害対策」といった信頼性、可用性、保守性に関わる非機能要求を自動的に配備・設定・管理(オーケストレーション)することが可能なソフトウェア。
本ソフトウェアは、OpenStack、Chef、Zabbix、RubyなどのOSS技術を要素技術として活用している。『CloudConductor』自体もオープン仕様およびOSSとしてα版から広く公開することで、エンタープライズシステムの“暗黙知”として蓄えられてきた方式設計に関するノウハウを“形式知”として共有する“エコシステム”の構築を目指している。
TISは、『CloudConductor』を継続的に開発していき、将来的には、システム基盤構築の短縮や標準化による品質向上を実現する“システムのレディメイド化ソリューション”や“オーケストレーションシステムパッケージ”などのコア技術として活用していく予定とのこと。
その他のニュース
- 2024/11/3 Microsoft、DNSSECを利用した受信SMTP DANEの一般提供を開始
- 2024/11/1 コードエディタ「Visual Studio Code 1.95」リリース
- 2024/10/31 ブラウザAIを搭載した「Opera One R2」リリース
- 2024/10/30 Wasmer.io、WebAssemblyランタイム「Wasmer 5.0」をリリース
- 2024/10/29 「Fedora Linux 41」リリース
Think ITメルマガ会員登録受付中
Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。
全文検索エンジンによるおすすめ記事
- TIS、クラウドオーケストレーションソフトウェア「CloudConductor」の最新版をOSSとして公開
- TIS、「自律型ハイブリッドクラウドプラットフォーム」の技術開発プロジェクトを開始
- クラウドオーケストレーションツールでクラウド活用は次のフェーズへ
- TISのCloudConductor新版がOSSで公開、LibreOfficeオンライン版開発スタート、ほか
- TISとあくしゅ、クラウド間の差異を吸収してシステムの可搬性を高める新技術の開発を開始
- ZabbixとTIS、統合監視ソフトウェア「Zabbix」に関するパートナーシップ契約を締結
- TIS、OSSの活用を支援する「OSSマイグレーションサービス」の提供を開始
- 企業の3割がOSSを本番環境に利用、米国CoreOS社がCoreOSとKubernetesを統合した「Tectonic」発表、ほか
- SRA OSSとTIS、共同でPostgreSQLの性能監視が行えるZabbixテンプレートをOSSとして公開
- Linux用OSSの人気ランキング一位は?FacebookらがGnuPGに資金提供 、TISがJobSchedulerのサポート開始、ほか