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オラクル、「MySQL 5.7 Development Milestone Release(DMR)」をリリース

2014年9月30日(火)

オラクルは9月25日、最新の「MySQL 5.7 Development Milestone Release(DMR)」の提供開始を発表した。オープンソース・データベースであるMySQLのパフォーマンス、拡張性、信頼性をさらに拡張し、管理機能も向上させる。これに合わせて、他のMySQL製品のリリース、アーリーアクセス機能、GitHub.comでのMySQLのソースコードの公開についても発表した。

MySQL Developer Zoneでダウンロードできる「MySQL 5.7.5 DMR」には、オプティマイザの新しいダイナミック・コスト・モデル、InnoDBパフォーマンスとレプリケーション性能の改善、管理性に関連するいくつかの強化など、性能および拡張性を向上させる多数の機能が搭載されている。

一般公開されたその他の製品は次の通り。

  • 「MySQL Fabric 1.5」には、OpenStackを通じてサーバーをプロビジョニングする機能が含まれる。
  • 「MySQL Workbench 6.2」には、パフォーマンスとマイグレーションの新機能が搭載されている。
  • 初の「MySQL Cluster 7.4 DMR」は、アクティブ/アクティブ・レプリケーションを提供し、パフォーマンスと操作性が強化されている。

MySQLの新たな強化点は以下の通り。

  • パフォーマンスと拡張性
    ・ユーザーによる制御を向上させ、クエリ・パフォーマンスを改善するために、MySQLオプティマイザのダイナミック・コスト・モデルが新たに導入された。
    ・迅速なオンライン処理および一括ロード操作により、InnoDBパフォーマンスを改善した。
    ・ユーザーおよびステータス変数の計測機能、およびレプリケーション情報と進捗の計測機能により、パフォーマンス・スキーマを改善した。
    ・スキーマ内マルチスレッド・スレーブをはじめとするレプリケーション・パフォーマンスの改善により、多数のトランザクションを並行して適用できるようになった。また、完全な一貫性を維持するのと同時にトランザクションの再試行をサポートする。
    ・SysBench Read-only Point-Selectsを使ったベンチマーク・テストでは、1,024同時接続時に「MySQL 5.7」は1秒間に645,000回のクエリを達成した。これは、「MySQL 5.6」の2倍の値。Memcachedを介したInnoDBへのNoSQLクエリでは、1秒あたり100万個以上を記録。これは、「MySQL 5.6」の6倍の値。
  • 管理性
    ・新しいグローバル・データ・ディクショナリは、管理性とクエリ・パフォーマンスを改善する。
    ・パーティショニングが改善され、データベース・パーティションを迅速かつ簡単に移動できるようになったことで、データベースの管理が簡略化される。
    ・GeoHashやGeoJSONなどのより強力な空間データのサポートにより、GISを改善する。
    ・レプリケーションGTIDが改善され、スレーブでバイナリ・ログを実行する必要がなくなった。
    ・今回の最新のDMRは、DTraceのネイティブ・サポートとRed Hat Enterprise Linux 7を含む「Oracle Linux 7」もサポートしている。
  • 「MySQL Fabric 1.5」は、OpenStackを使ってサーバーをプロビジョニングし、シャーディング・キーの追加タイプもサポートしている。
  • 「MySQL Workbench 6.2」の主な新機能は次の通り。
    ・Microsoft Accessからのデータベース・マイグレーションにより、Microsoft Accessデータを簡単にMySQLに移行できる。
    ・Visual Explainが強化によってSQLステートメントのパフォーマンス・チューニングが改善、簡略化された。
    ・GISデータ・ビューアにより、より強力で信頼性に優れたジオメトリック・エンジンからのMySQL空間データを表示できるようになった。
  • 拡張性、アップタイム、俊敏性の向上を目的とした、初の「MySQL Cluster 7.4 DMR」の主な強化点は次の通り。
    ・アクティブ/アクティブ・レプリケーションにより、異なる場所のクラスタ間でレプリケーションが可能になった。競合の検出と解決も自動化されている。
    ・パフォーマンスが強化され、各ノード内のコアをより多く活用することでスループットを大幅にスケールアウトしている。
    ・レポート機能の改善やメンテナンス・アクティビティの高速化などにより、操作性も改善されている。
  • 早い段階でのテストとMySQLからのフィードバックのために、オラクルは次の重要機能も公開している。
    ・マルチソース・レプリケーション:複数のマスターからのデータを1つまたは複数のスレーブに集約する。
    ・MySQLグループ・レプリケーション:すべてのサーバーで書き込みを受け付けることで高可用性を簡略化する。また、アプリケーションの透明性を向上させ、トランザクションのルーティング先についてアプリケーションとサーバーが調整を行うことを不要とする。

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