レッドハット、テクノロジーパートナーとの協業により、OpenStack製品のベストプラクティスを日本市場に提供
レッドハットは1月19日、11社のテクノロジーパートナーと協業して、日本のユーザー企業へOpenStackソリューションを提供することを発表した。このソリューションは2014年5月発表のOpenStackアライアンスパートナーからの支援サービスに加え、新たにテクノロジーパートナーからのレファレンスアーキテクチャが加わったものになる。
レッドハットは、商用OpenStack導入のための世界最大のエコシステムを持ち、OpenStackコミュニティにおいて最も貢献している企業。2013年にRed Hat OpenStack Cloud Infrastructure Partner Networkを発表したが、現在まで1000以上のハードウェア・ソフトウェアが認定されサービスが可能となり、商用OpenStackソリューションとしてRed Hat Certifiedカタログに登録されている。この認定により、テクノロジーパートナーによって、各社のソリューションとOpenStackやRed Hat Enterprise OpenStack Platformを含むRed Hat製品が一貫性のあるパフォーマンスを発揮し、互換性があることが検証された。テクノロジーパートナーは、これらのソリューションをユーザー企業に対して提供するために、レッドハットと緊密に連携していく。
今回、レファレンスアーキテクチャの提供を開始するテクノロジーパートナーは、 6WIND、A10ネットワークス、Cloudera、F5ネットワークスジャパン、エンタープライズDB、ジュニパーネットワークス、ニュアージュ・ネットワークス、ネットアップ、ブロケード コミュニケーションズ システムズ、ホートンワークス・ジャパン、ミドクラジャパン。
今回の発表は、日本市場におけるレッドハットのOpenStackのベストプラクティスをプロモートするイニシアチブのはじまりとなる。これにより、ユーザー企業がニーズに合致したソリューション構成を選択する際の手助けとなる。これらのベストプラクティスは、Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform上でのクラウド環境構築に関する支援サービスに加え、日本におけるハードウェア・ソフトウェアパートナーの認定ソリューションが含まれる。Red Hat Enterprise Linux OpenStack PlatformのアライアンスパートナーとレッドハットによるOpenStack支援サービスに加えて、Red Hatの幅広い認定ソリューションのカタログとレファレンスアーキテクチャを活用することで、ユーザー企業はOpenStackの検討と導入が、迅速かつ低コストに実施できるようになる。
なお、Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platformのソフトウェアサブスクリプションおよび支援サービスは、レッドハットおよび、アライアンスパートナーの伊藤忠テクノソリューションズ、サイオステクノロジー、シスコシステムズ、新日鉄住金ソリューションズ、TIS、デル、日商エレクトロニクス(2015年1月追加)、日本アイ・ビー・エム、日本電気、日本ヒューレット・パッカード、ネットワンシステムズ、日立製作所、富士通、ユニアデックスを通じてユーザー企業に提供される。
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