Zabbix、監視システム冗長構成ソリューションを提供開始
Zabbixは2月18日、オープンソース統合監視ソフトウェア「Zabbix」の冗長構成を容易に構築できるZabbix設定バックアップツールの新バージョンをリリースした。
Zabbixはネットワーク、サーバー、ネットワーク機器、サービス、その他のITリソースの監視、可視化を行うために開発されたエンタープライズクラスのオープンソースのモニタリングソリューション。幅広いアーキテクチャに対応しており、数十万機器の監視や、1分間に数百万項目の可用性およびパフォーマンス監視が可能。
Zabbix設定バックアップツールは、Zabbixサーバー(監視マネージャ)に保存されている監視設定、監視データ、障害履歴などの情報のうち、監視設定のみをバックアップ・リストアが可能なコマンドラインツール。これまでZabbixサーバーにMySQLを利用している場合に限り、同一サーバー上のバックアップ・リストアに対応していた。最新バージョンではZabbixサーバーのアクティブ-アクティブ冗長構成でマスターからスレーブへの監視設定転送に利用できるようになり、高価なクラスタソフトウェアや共有ディスクを利用せずに監視システムの冗長化やBCP/DR対応が実現できる。また、SRA OSS,Inc.日本支社の技術協力のもと、PostgreSQLへの対応を行った。最新バージョンではZabbixサーバーにPostgreSQLを利用しているユーザーでも本ツールの活用が可能となる。
Zabbix Enterpriseサポート加入済みユーザーはZabbix EnterpriseカスタマーポータルよりZabbix設定バックアップツールの無償ダウンロードが可能。Zabbix EnterpriseサポートはZabbix公式パートナー各社より購できる。
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