CTC、DevOps関連技術を強化しアプリケーション開発の効率化を推進
伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC)は8月24日、ポルトガルのOutSystems社の国内総販売代理店であるBlueMemeと販売代理店契約を締結し、視覚的にアプリケーション開発を実現する開発・運用基盤OutSystems Platformを使用したシステム開発・保守・運用一体型の開発サービスを提供開始した。
スマートデバイスやWebサービス、各種パブリッククラウドの普及に伴い、企業を取り巻くIT環境は常に変化しており、システムやアプリケーションには柔軟な機能の変更が必要になっている。開発と運用を別々の組織や事業者が担当している場合が多く、システムを運用しながら機能の変更や拡充を行うには、それぞれの担当の技術水準を合わせる必要があった。このような課題に対し、近年、設計しながら開発するアジャイル開発や運用しながら開発するDevOpsといった開発手法が注目を集めている。
OutSystems Platformは、アプリケーションの開発と運用を同一の基盤上で効率的に実現するコードレス開発基盤。アイコンのドラッグ&ドロップによる視覚的な開発や、大規模アプリケーションに適した既存システムや社外クラウドサービスとの連携機能により、コーディング作業の省力化が可能。OutSystems Platform上で開発したアプリケーションには、パフォーマンスやセキュリティのログ出力機能や、スマートフォンやタブレットなどで表示する際にも適した画面デザインを容易に備えることができ、通常の開発と比べて最大で半分の工数で開発ができる。
運用面ではバージョン管理・デプロイメント管理・ジョブ管理・パフォーマンス分析などの機能を備えており、開発から運用を含めて全体で3割以上のコスト削減が期待できる。開発と運用を同一の基盤上で実現できるので、運用中の追加開発をシステムへの影響を抑えて行うことができる。CTCは、既に大規模なシステム開発や運用サービス提供の実績があり、中期経営計画ではクラウドサービスを含めたサービス型ビジネスの拡大を重点項目として掲げている。今後、BlueMemeと共同でOutSystems Platformを営業展開すると共に、アプリケーション開発効率化やDevOpsに関連する技術を強化し、開発を含めた運用サービスやクラウド上でのシステム開発ビジネスを拡大していく。
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