NRIセキュア、「サイバーセキュリティ傾向分析レポート2017」において最新のセキュリティリスクを指摘
2017年8月2日(水)
NRIセキュアは7月27日、顧客企業に提供した情報セキュリティ対策サービスを通じて蓄積したデータを元に、最新の動向分析と推奨する対策を、「サイバーセキュリティ傾向分析レポート2017」としてまとめ、発表した。
発表によると、今回のレポートで注目される点は次の3点。
○セキュリティ対策が十分でないIoT機器への攻撃が大幅に増加
○HTTPS通信(暗号化通信)への移行が加速する一方、新たな問題が浮上
○企業Webサイトのうち、4割が容易に攻撃可能な状態
1点目については、NRIセキュアが提供するマネージドセキュリティサービスにおいて、2016年度中にファイアウォールでブロックした通信(全標本数22.6億件)のうち、48.1%(10.9億件)が遠隔操作に用いられるtelnetポートへの通信だったとしている。2点目では、 「FNCセキュアインターネット接続サービス」において、Webアクセスに関するログ(調査対象企業数20社)を集計したところ、HTTPS通信の割合が2016年4月の19%程度から、2017年3月には40%にまで増加しているとしている。3点目は、世界中に点在している顧客企業に関連するWebサイトを探索し、棚卸しするサービス「Webサイト群探索棚卸サービス GR360」で、NRIセキュアが2016年度に調査したWebサイト(全標本数4,039サイト)のうち、4割が容易に攻撃される可能性があるとしている。
(川原 龍人/びぎねっと)
[関連リンク]
記事本文
その他のニュース
- 2024/11/24 Mesa 3D の最新版「Mesa 24.3.0」リリース
- 2024/11/24 ネットワークプロトコルアナライザ「Wireshark 4.4.2/4.2.9」リリース
- 2024/11/22 Oracle、Red Hat Enterprise Linux 9ベースの「Oracle Linux 9.5」をリリース
- 2024/11/22 ReiserFSがLinuxカーネルのサポートを外れる
- 2024/11/22 オープンソースの仮想化プラットフォーム「Proxmox Virtual Environment 8.3」リリース
Think ITメルマガ会員登録受付中
Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。
全文検索エンジンによるおすすめ記事
- Red Hat、ARMアーキテクチャ向け「Red Hat Enterprise Linux 7.4 for ARM」を発表
- ノベル、ARMアーキテクチャ向け「SUSE Linux Enterprise Server for ARM」を発表
- Red Hat、「Red Hat Enterprise Linux 8」を発表
- ノベル、ARMアーキテクチャ向け「SUSE Linux Enterprise 12 Service Pack 2」を発表
- 米Red Hatが「Red Hat Enterprise Linux 7.2」を発表、2016年はOpenStack普及元年なるか、ほか
- Oracle、Red Hat Enterprise Linux 8ベースの「Oracle Linux 8.0」をリリース
- Oracle、Red Hat Enterprise Linux 8.1ベースの「Oracle Linux 8 Update 1」をリリース
- Oracle、Red Hat Enterprise Linux 9,3ベースの「Oracle Linux 9 Update 3」をリリース
- Red Hat Enterprise Linuxってなに?
- サイバートラスト、Red Hat Enterprise Linux9 をベースとした国産Linux OS「MIRACLE LINUX 9」の無償提供を決定