「Apache Hadoop 3.0.0」リリース
2017年12月15日(金)
Hadoop Projectは12月14日(現地時間)、分散処理フレームワーク「Apache Hadoop 3.0.0」をリリースした。
「Hadoop」は、大規模データを処理する際、複数のマシンに分散して処理するオープンソースのフレームワーク。処理を記述するプログラミングモデル「MapReduce」と、MapReduceで処理するデータを扱う分散ストレージ「HDFS」からなる。
「Hadoop 3.0.0」は、新しい系列「3.0系列」における初のリリース。「Hadoop 3.0.0」では、HDFSにおいてレプリケーションに代わる冗長化施策「Erasure Coding」がサポートされたほか、「YARN Timeline Service 2.0」を実験的に導入するなど、多数の機能強化および改善、バグフィクスなどが施されている。また、「Java 7」のサポートが打ち切られ、「Java 8」が必須となった。
Hadoopは、Webサイトから無償でダウンロード・利用できる。
(川原 龍人/びぎねっと)
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Apache Hadoop 3.0
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