Acerの新型MRデバイス「ConceptD OJO」開発が中止へ

先週もVR/ARに関するニュースが多数報じられました。なかでも注目を集めたのは、Acerによる新型Windows MRヘッドセット「ConceptD OJO」の開発中止のニュースでしょう。

「ConceptD OJO」はAcerが2019年に発売したMRヘッドセット「OJO 500」の後継モデル。4K（4320×2160）のディスプレイ解像度、オープンイヤー型オーディオの実装といった特徴が伝えられていましたが、2019年4月から続報が途絶えていました。

そのほか、開発者向け求人プラットフォームのHiredによる「2019年はAR/VR関連の求人が前年比で1400％増加した」という発表も、耳目を集めました。Hiredによれば、AR/VRは今後5年間で特に採用の勢いがある分野であると見込まれています。

Acerの新型MRヘッドセット「ConceptD OJO」開発中止へ

Acerは、新型Windows MRヘッドセット「ConceptD OJO」の開発中止を発表しました。今回の「ConceptD OJO」の情報は、米メディアRoad to VRが報じたもの。同メディアによれば、Acerからの説明は「我々はConceptD OJOの開発、生産を中止することを決定しました」という短いもので、詳細の解説はなかったとのことです。

Road to VRは、あくまで推測であると前置きしつつ、「マイクロソフトのWindows MRヘッドセットに対する姿勢に危機感を感じた」や「MR（VR）開発の優先順位を引き下げた可能性もある」と考察しています。

本ニュースの詳細はこちら：
Acerの新型MRヘッドセット「ConceptD OJO」開発中止へ
https://www.moguravr.com/conceptd-ojo-discontinued/

AR/VRエンジニアの求人が1400％増、「最も注目されている技術」に躍り出る

開発者向け求人プラットフォームHiredは、2019年のAR/VR関連の求人が前年比で1400％と大幅に増加したことを受け、AV/VRは今後5年間の求人面で最も勢いがある分野であるとの見込みを発表しました。

Hiredは求人が伸びた理由として、ゲーム以外の美容や家具販売分野のAR/VRのビジネス利用が進むなど、AR/VRを導入する企業が増加した点をあげています。一昨年の2018年に急伸した求人はブロックチェーン関連であり、旬の技術がAR/VRへと変わった点がうかがえます。

本ニュースの詳細はこちら：
AR/VRエンジニアの求人が1400%増、“最も注目されている技術”に躍り出る
https://www.moguravr.com/jobs-up-1400-percent-ar-vr-engineer/

米大学開発の指輪型デバイス、グーグルやフェイスブックも出資

米ワシントン大学の研究者グループは、指のトラッキングを行うリング型のデバイス「AuraRing」を開発、プロトタイプを発表しました。本デバイスと手首に装着する5 DoF（自由度）対応のリストバンドと連動し、高精度のトラッキングが可能になります。

AuraRingは、指を使って空中に文字を書いたり、タップやフリックといった操作が可能になります。さらに磁気センシングの導入により、カメラでは捕らえられない隠れた場所にある指の動きも捕捉するとのこと。本研究にはフェイスブックやグーグルも出資しており、AR/VRへの利用が期待されています。

本ニュースの詳細はこちら：
米大学開発の指輪型デバイス、グーグルやフェイスブックも出資
https://www.moguravr.com/auraring/

【1万字インタビュー】史上最大のARスタートアップMagic Leapが目指す未来への道筋

「謎多きAR/MRスタートアップ」として知られるMagic Leap（マジックリープ）。同社はグーグルやアリババ、NTTドコモといった企業から巨額の資金調達を行っており、動向が注目されています。

Mogura VR NewsはMagic Leap社CEOのロニー・アボヴィッツ氏にインタビューを行いました。Magic Leapが思い描く「スペーシャル・コンピューティング（Spatial Computing）」の未来像やエコシステムについて、余すことなくお届けしています。

本ニュースの詳細はこちら：
【1万字インタビュー】史上最大のARスタートアップMagic Leapが目指す未来への道筋
https://www.moguravr.com/magic-leap-ceo-interview/