JVCケンウッドから独自ハーフミラー採用のVRヘッドセット発売
先週もVR/ARに関する多くのニュースが報じられました。なかでも注目なのは、株式会社JVCケンウッドによる新型VRヘッドセット「HMD-VS1W」の発売でしょう。
「HMD-VS1W」はデバイスの映像投影部分はハーフミラー構造で設計されており、装着者はシースルーで外部を見られるため、映像と合わせて現実にある機器の操作や計器の目視が可能です。
本製品はドライビングやフライトシミュレーター、医用機器や重機等の遠隔操作、製造業や顧客サービス向けトレーニング、インテリアなどのデザイン検証などでの活用が想定されています。
JVCケンウッドからVRヘッドセット発売
製造業やトレーニング利用に焦点
JVCケンウッドは独自ハーフミラー採用のVRヘッドセット「HMD-VS1W」を3月下旬に発売します。ディスプレイはミラー方式を採用しており、ミラーを介して映像を視聴します。この方式により映像の周縁部までくっきりと表示できるほか、従来のレンズ方式で起こりやすかった色収差が大幅に低減されているとのこと。
また、片目あたり2560×1440(両目5120×1440)のディスプレイ解像度、120度の視野角というヘッドセット自体の性能により、クリアな画質を実現しています。重量は約595グラムです。
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JVCケンウッドからVRヘッドセット発売 製造業やトレーニング利用に焦点
https://www.moguravr.com/hmd-vs1w/
韓国企業が独自のARプラットフォーム
発表、VPS活用で3Dマップ生成
韓国のAR企業MAXSTは、画像から高精度に位置を特定するVPSシステムを使用したARプラットフォーム「MAXST VPS」を発表しました。
VPSは「Visual Positioning Service」の略で、3Dマップとスマートフォンなどのカメラを通して見る画像を照合し、向きや方位を含む、高精度な位置情報の特定技術を指します。屋外だけでなく屋内空間でも利用可能であり、シームレスなAR体験の実現を目指します。
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韓国企業が独自のARプラットフォーム発表、VPS活用で3Dマップ生成
https://www.moguravr.com/maxst-vps/
広がる米軍でのVR活用
次は消防トレーニング
アメリカ空軍は、第48施設隊の隊員が消防士訓練のVRトレーニングを実施する様子を撮影し、写真を公開しました。
VRトレーニングは2021年2月に英レイクンヒース空軍基地で実施されました。画像からは、VIVE Proと思われるヘッドセットと、VIVEトラッカーが装備された機器が確認できます。公式Webサイトでは、「トレーニングをローコストかつ安全に、現実的なシナリオで訓練が行える」ことが利点と説明されています。
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広がる米軍でのVR活用、次は消防トレーニング
https://www.moguravr.com/us-army-firefighting-training/
XRコンソーシアム、日本国内のVR/AR/MR関連企業のカオスマップを公開
一般社団法人XRコンソーシアム(XRC)は、同団体の会員を対象とした「XRコンソーシアム会員企業カオスマップ」を公開しました。カオスマップでは参画企業を「ハードウェア」「ビジネスデベロップメント」「プラットフォーム」「コンテンツ/サービス開発」「サポート」の5つのカテゴリに分類しています。XRCはXR(VR/AR/MR)の業界団体で、2021年2月時点では53社で構成されており、アワードやセミナーの開催、機材のシェアリング等、業界各社の活動推進を行っています。
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XRコンソーシアム、日本国内のVR/AR/MR関連企業のカオスマップを公開
https://www.moguravr.com/xrc-chaos-map/
※本ニュース記事は「Mogura VR」から提供を受けて配信しています。
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