Eclipseが提供するBIとレポーティングツール 1

インストール

インストール

それぞれのファイルのインストールを行います。本連載ではEclipseインストールディレクトリを「%ECLIPSE_HOME%」とします。

GEF、EMF、BIRT
圧縮ファイルを解凍するとeclipseディレクトリ付きで展開されるので、そのまま%ECLIPSE_HOME%へ上書き
 
Axis
解凍後libフォルダ内にある6つのjarファイル(axis.jar、axis-ant.jar、commons-discovery- 0.2.jar、jaxrpc.jar、saaj.jar、wsdl4j-1.5.1.jar)を%ECLIPSE_HOME%/plugins /org.eclipse.birt.report.
viewer_2.0.0/birt/WEB-INF/libへコピー
 
iText
itext-1.3.jarを%ECLIPSE_HOME%/plugins/org.eclipse.birt.report.
engine.emitter.pdf_2.0.0/libへコピー
 
prototype.js
jsファイルを%ECLIPSE_HOME%/plugins/org.eclipse.birt.report.
viewer_2.0.0/birt/ajax/libへコピー
表4:インストール手順

表4のインストール手順は下記のURLから確認することができます。
 


Eclipseを起動し、メニューバーから「ウィンドウ → パースペクティブを開く → その他」の項目に「レポートデザイン」が表示されていれば成功です(図3)。

インストールの成功画面
図3:インストールの成功画面

以上でEclipse BIRTの動作環境は構築できましたが、加えて今回はDB上のデータをHTML形式でレポート出力しますので、APサーバ、DBMS、JDBCドライバとして表5のパッケージをインストールします。

  • Tomcat 5.5.15
  • MySQL 5.0
  • MySQL Connector/J 3.1.11
表5:HTML形式でレポートを出力する際に必要なファイル

すべてのインストールが終了したEclipseの画面は図4のようになります。
 

インストール後のEclipseの画面
図4:インストール後のEclipseの画面
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)


以上でインストールは完了です。

まとめ

今回はEclipse BIRTの概要とEclipse BIRTの動作環境構築までを解説しました。

次回は実際にEclipse BIRTを使用してレポートを作成し、Eclipse BIRTの様々な機能に迫っていきます。

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