JBoss jBPMを試そう! 3

15分でプロセスアプリケーションの開発

jBPMグラフィカルプロセスデザイナのインストール今回はEclipseベースのjBPMグラフィカルプロセスデザイナを用いてwebsaleプロセスをカスタマイズする方法を紹介していきます。ハンズオン形式で説明していきますのでぜひ挑戦して、jBPMアプリケーションの開発を体験してみてください。それでは

安間 太郎

2008年2月7日 20:00

jBPMグラフィカルプロセスデザイナのインストール

今回はEclipseベースのjBPMグラフィカルプロセスデザイナを用いてwebsaleプロセスをカスタマイズする方法を紹介していきます。ハンズオン形式で説明していきますのでぜひ挑戦して、jBPMアプリケーションの開発を体験してみてください。

それではまず、Eclipseをインストールしていきましょう。ダウンロードページ(http://www.eclipse.org/downloads/index.php)からEclipse IDE for Java EE DevelopersのLinux版をダウンロードして、展開すればインストール完了です(リスト1)。Windows版の場合は、zipファイルを展開してください。

なお、統合開発環境(IDE:Integrated Development Environment)のJBoss Developer Studio(http://www.jboss.com/products/devstudio)を利用している場合も同様に動作させることが可能です。

前回インストールしたjBPM Suiteにはグラフィカルプロセスデザイナが含まれています。ではグラフィカルプロセスデザイナの2つのサブディレクトリをEclipseインストールディレクトリにコピーしましょう(リスト2)。

この際ファイルを上書するため、あらかじめバックアップを行った上でコピーするのが安全でしょう。ただし、はjBPMのインストールディレクトリ、はEclipseのインストー ルディレクトリとなります。

JBoss Developer Studioの場合は、JBossプロダクトの開発に必要な設定があらかじめ行われており、jBPMグラフィカルプロセスデザイナもインストール済みですのでこの手順をスキップできます。

ではEclipseを起動しましょう(リスト3)。起動したらjBPMインストールディレクトリを指定します。「Window → Preferences → JBoss jBPM → Runtime Locations → Add Location → Location」にjBPMのインストールディレクトリを指定してください。このとき Nameには「3.2.2」を指定しておきましょう。

リスト1:Eclipseの展開(Linuxの場合)

$ tar zxvf eclipse-jee-europa-fall-linux-gtk.tar.gz

リスト2:グラフィカルプロセスデザイナのサブディレクトリのコピー

$ cd /designer/eclipse
$ cp -pr plugins
$ cp -pr features

リスト3:Eclipseの起動

$ cd
$ ./eclipse

図1:websaleをプロジェクトにインポート
図1:websaleをプロジェクトにインポート
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

プロセスプロジェクトの作成

まず「File→New →Other →JBoss jBPM →Process Project →Next」を選択し、「Project name」に「websale」を入力してNextを押してください。今回は「Choose the Core jBPM Location for this project」は「3.2.2」を、「Generate simple process definition...」はチェックをせずにFinishを押します。

「File→Import→General→FileSystem」を選択し、Nextを押します。「From Directory」で「/examples/websale」を選択し、左下のカラムで「websaleディレクトリ」をチェックして、Finishを押してください(図1)。

これでプロセスプロジェクトの設定は完了です。

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