Roblox、空間ビデオ……注目しておきたい新分野に盛り上がり
先週もVR/ARに関する多くのニュースが報じられました。ポケモンGOなどの位置情報を利用したアプリを手掛けるNianticが、都立明治公園の運営会社とパートナーシップを結び、公園でのAR体験拡充など、デジタルによる公園の魅力の強化を目指します。3Dデータの開発者向け公開も予定されており、今後の展開も期待できます。
Robloxが急拡大。新たな開発・制作のチャンス
Robloxは2024年度第3四半期の決算を発表しました。売上高は前年同期比29%増の9億1,900万ドル、ブッキング(※Roblox内通貨等の購入額)は前年同期比34%増の11億2,850万ドルと大幅な増益となっています。また日間アクティブユーザー数(DAU)は前年同期比27%増の8,890万人を記録し、特に13歳以上のユーザー層が伸長しています。プラットフォーム全体でのユーザーの総利用時間も207億時間に達しています。
ゲームプラットフォームと見られているRobloxですが、一方で企業の利用も増えており、メタバースとしての性質も兼ね備えています。ワールドやアバターなどすべてをクリエイターが作ることができ、専用ゲームエンジン「Roblox Studio」の注目度も上がっています。日本でもユーザーが増えており、挑戦するスタジオやクリエイターが増えてきています。
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RobloxのDAUが8,990万人に急増、13歳以上ユーザー層も伸長
https://www.moguravr.com/roblox-earnings-2024-q3/
新分野「空間ビデオ」も活性化
キヤノンは、「空間ビデオ」に対応した3D映像撮影用のRFレンズ「RF-S7.8mm F4 STM DUAL」を2024年11月中旬に発売すると発表しました。このレンズは、Apple社製品以外では初めてApple Vision Proで再生する動画フォーマット「空間ビデオ」に対応するApple社認定のレンズです。
Apple Vision Proの出現で改めて注目を集めている「空間ビデオ」。これまでの動画とは違う新しい動画フォーマット、独自の撮影方法もあるため、こちらも注目したい分野です。
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Apple Vision Pro「空間ビデオ」に公式対応 キヤノンの新型RFレンズが11月中旬発売
https://www.moguravr.com/canon-rf-s7-8mm-f4-stm-dual-lens
公園を丸ごと3Dデータ化、新プロジェクト
Nianticは、11月1日に新たなプロジェクト「Niantic Park」を明らかにしました。東京都にある都立明治公園を運営するTokyo Legacy Parks株式会社と戦略的パートナーシップを締結。公園におけるAR体験を拡充し、デジタルの力で公園の魅力をさらに高めることを目的としています。
今後、明治公園の3Dデータを開発者向けに公開し、この公園を活用したARコンテンツの開発を促すとのこと。公式データを活用した体験づくり、おもしろそうです。
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Nianticが新プロジェクト「Niantic Park」、専用3Dスキャナーを使いデータ化、公園でのAR体験を加速
https://www.moguravr.com/niantic-park/
自分の作ったゲームを実況しやすく、定番ツールがさらに使いやすく
LIV社は、MR撮影ソフト「LIV」の「Unity SDK」である「LIV Creator Kit」をリリースしました。開発者がゲームなどに導入することで、3人称視点映像のキャプチャー機能が実装できます。
「LIV」は2016年に登場したツールで、使用すると、VR内に入り込んだアバター(あるいは自分自身)を撮影できます。リズムゲーム「Beat Saber(ビートセイバー)」と組み合わせたプレイ動画は、1,000万回以上再生され、同作のヒットに貢献したことで注目を集めました。6月には、Meta社が「LIV」をMeta Quest向けの公式撮影ツールとして正式サポートすることを発表しています。
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MR撮影ソフト「LIV」、Unity対応のSDKが提供開始 3人称視点撮影システムなどを提供
https://www.moguravr.com/fab-epics-new-unified-content-marketplace-launches/
※本ニュース記事は「Mogura VR」から提供を受けて配信しています。
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