mixiアプリを動かしてみよう(基本編)

2010年9月22日(水)
森 和之

mixiアプリで使えるAPI一覧

ここまでプロフィールを取得するAPIとマイミクを取得するAPIを使いましたが、mixiアプリではこの他に様々なAPIが提供されています。mixiアプリで提供されているAPIは以下のとおりです。

mixiで提供されてるAPIの一覧

API 説明 JavaScript API
プロフィールAPI ユーザーのプロフィール情報を取得出来る opensocial.DataRequest.newFetchPersonRequest
フレンズAPI ユーザーのマイミク一覧を取得出来る opensocial.DataRequest.newFetchPeopleRequest
アクティビティAPI アクティビティを送信出来る opensocial.DataRequest.newActivity
招待API 他のユーザーにアプリを招待出来る opensocial.requestShareApp
メッセージAPI 他のユーザーにメッセージを送信出来る opensocial.requestSendMessage
永続化API クッキーを使わないで情報を保存・マイミクと共有出来るデータストア opensocial.DataRequest.newFetchPersonAppDataRequest
外部アクセスAPI JavaScriptのクロスドメイン制約を超えて外部の情報を取得出来る gadgets.io.makeRquest
アルバムAPI mixiフォトの画像を取得出来る opensocial.DataRequest.newFetchAlbumsRequest
コミュニティAPI * ユーザーのコミュニティ一覧を取得出来る mixi.newFetchCommunityRequest
mixi同級生API * mixi同級生の情報を取得出来る mixi.classmates.newFetchSchoolsRequest
mixiボイスAPI * mixiボイスにアプリから投稿できる mixi.requestUpdateStatus

mixi.requestUpdateStatus(* はmixi独自API)

3つのビューに対応しよう

mixiアプリは、mixi上の1サービスのようにmixiのページに組み込まれた形で提供されます。mixi上でサポートされているビューは3つあります。

mixiでサポートされているビュー一覧

ビュー名 url viewerとownerの関係 追加前の閲覧 サイズ制限(HxW)px
home home.pl viewer=owner 出来ない 212x212
profile show_friend.pl
show_profile.pl
viewer=owner とは限らない できる 212x212
canvas run_appli.pl viewer=owner とは限らない できる 647x760

homeビューはmixiにログインしたあとに表示される画面の一番右のカラムに表示されます。サイズ制限が厳しいですが、最もPVの高いビューです。

profileビューはプロフィール画面の一番右のカラムに表示されます。自分のプロフィールを補足するようなガジェットや、ブログパーツ的な使われ方をします。

canvasビューはmixiアプリのメインとなる広い画面です。横幅一杯まで表示でき、縦幅はほぼ無制限です。アクティビティもcanvasビュー以外では投稿出来ません。mixiアプリはcanvasビューでその真価を発揮します。

それぞれのビューによって別のものを表示するには、タグで制御します。mixiアプリのビューによってサイズ制限が異なります。どのビューでも横幅は固定ですが、縦幅は可変となります。mixiアプリはiframe内で動くため、縦幅が一定上になると、スクロールバーが出てしまいます。

これを防ぐためには縦幅の自動調整関数を使います。gadgets.window.adjustHeight()関数を使うことで縦幅の自動調整を行うことができます。この関数を呼び出すためには、次のように、タグの中にを追加して、dynamic-height機能を有効にする必要があります。

dynamic-height機能の読み込みを記述した後、JavaScript内でgadgets.window.adjustHeight()を呼び出すことで、スクロールバーが表示されないように表示領域が自動的に広がり、コンテンツが縦幅ぴったりに表示されます。

画像をクリックで拡大

完成したアプリはこちらからダウンロードできます。

次回はアプリ作成の応用編をお届けします。

  • 「mixiアプリを動かしてみよう(基本編)」サンプルプログラム(1)

株式会社ミクシィ

パートナーサービス部 第1プラットフォーム開発チーム
1985年生まれ。2007年に株式会社ミクシィの最初の新卒として入社。Find Job !の開発を半年間経験したのち、mixi開発グループに移動。mixiアプリのプロジェクトの立ち上げから開発を担当し、以降現在までmixiアプリ及び mixi Platformの開発をしている。

連載バックナンバー

Think ITメルマガ会員登録受付中

Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。

Think ITメルマガ会員のサービス内容を見る

他にもこの記事が読まれています