連載 :
VPSサービスを複数台構成で使うDBサーバーの負荷分散
2011年7月21日(木)
MySQL SLAVEサーバー側の設定方法
次はMySQL SLAVEサーバー側の設定を行います。まずはループバックIPアドレスの設定を行います。ループバックIPアドレスとは、自分自身を表す特別なIPアドレスの1つです。VIPで指定されたIPアドレスに送られたパケットが各SLAVEサーバーでも受信されるようにするためには、ループバックIPアドレスを設定しておく必要があります。
# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-lo:0 DEVICE=lo:0 IPADDR=10.0.0.250 <- VIPを入力する NETMASK=255.255.255.255 # service network restart
次はループバックデバイスに割り当てられたip addressに対するarpに反応しないような設定をほどこします。この設定は重要ですので忘れずに行うようにしてください。
# vi /etc/sysctl.conf # Resolving the arp problem for LVS and ldirector. net.ipv4.conf.eth0.arp_ignore = 1 net.ipv4.conf.eth0.arp_announce = 2 # sysctl -p # sysctl -a | grep net.ipv4.conf.eth0.arp
これで設定完了です。
動作確認
あらかじめMySQLクライアントがインストールされているWebサーバーなどから以下の手順で接続確認を行います。
$ mysql -h 10.0.0.250 -uroot
もしくは以下の手順でコマンドラインから動作確認を行うことも可能です。
$ telnet 10.0.0.250 3306 Trying 10.0.0.250... Connected to 10.0.0.250 (10.0.0.250). Escape character is '^]'. 8 5.0.77-logg8#Jhc92,2!./$3}@dXl8lC ^] telnet> quit ・ ・ ・
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