VMware vSphere Hypervisor(ESXi)のインストール

2012年10月24日(水)
田口 貴久

2.4. インストール直後の初期設定

再起動が完了すると以下のような画面になります。

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ESXiの操作は基本的にvSphereクライアントからリモートで行います。
初回起動時はDHCPでIPアドレスを取得しますが、ESXiを利用するにあたってIPアドレスは固定にするのが望ましいので設定しましょう。

まず、ESXiの起動画面でF2を押しrootアカウントでログインします。

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「System Customization」画面が表示されます。メニューより「Configure Management Network」を選択します。

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メニューより「IP Configuration」を選択します。

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「Set static IP address and network configuration」を選択し、IPアドレスを入力します。

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以上で IPアドレスの固定化の設定は終わりです。

2.5. vSphere Client のインストール

vSphere Client のインストールは、ダウンロードしたexeファイルをWindows上で起動し、ウィザードの指示に従うだけでインストールすることができます。

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「エンドユーザー使用許諾契約書」を確認し、「次へ」を押します。

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「使用許諾契約書」を確認し、同意される場合は「同意します」を選択し「次へ」を押します。

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「プログラムのインストール準備」画面で「インストール」ボタンを押すとインストールが開始されます。

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「インストール完了」の画面が表示されたら「終了」ボタンを押します。

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インストールが完了したら、vSphere Clientを起動してみましょう。

接続先とアカウントの入力を求めてきますので、ESXiサーバーのIPアドレスを入力し、rootアカウントにてログインします。

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クライアントからESXiホストへ接続する際にSSL証明書に関する警告のダイアログが表示されますが、初期段階では無視して構いません。

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2.6. ライセンスキーの登録

ESXi のインストール直後は試用ライセンスが適用された状態となっています。入手したライセンスを登録する場合は以下の手順が必要です。

vSphere Clientのホーム画面から「インベントリ」をクリックします。

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右上ペインより「構成」をクリックし「ソフトウェア」の中から「ライセンス機能」をクリックします。

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画面にライセンス情報が表示されますので、右上の「編集」ボタンをクリックします。

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「ライセンスの割り当て」ダイアログにて、「このホストに新規のライセンスを割り当てる」を選び、ライセンスキーを入力します。

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なお、ダウンロードの際に割り当てられた無償版ライセンスキーは、ダウンロードサイトへアクセスすることで何度でも確認することができます。

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ライセンスを登録しなくてもESXiを評価することはできますが、使用期間の60日をすぎると仮想マシンの起動ができなくなるため、適切なライセンスを登録してください

日本仮想化技術株式会社

中堅システム会社にて主に基幹系システムの運用SE等の経験を経て、2012年より日本仮想化技術株式会社へ所属。現在はVMware ESXiやHyper-V関連の構築・運用やベンチマーク検証等の業務を担当。長年の運用経験を生かしよりよいインフラ環境の構築を目指し日々奮闘中。

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