1ランク上のPHP技術者を目指す人のための教材と、勉強のポイント
試験の受け方
上級試験はCBT方式という、試験会場でコンピューターを使って解答するタイプで、全国にあるプロメトリックの試験会場で毎日実施しています。試験会場も10日程度前まで予約できることが多いため、いつでも試験を受けられます。
筆者の場合もそうでしたが、いつでも受けられるため「完璧にできるようになってから試験の予約をしよう」と思ったまま勉強しない、なんてことがよくあるため、まずは日程を決めて予約してしまうことをオススメします。
予約をしたらその日に合わせて、しっかり勉強していきましょう。
出題範囲と教材
PHP技術者認定試験の公式サイトに出題範囲がありますので見てみましょう。
上記の出題範囲の中で70点以上の得点を得ると上級試験合格者として認定されます。さらに90点以上だとHonor Expertとして認定されますが、こちらも現在のところ認定者がおりません。
主な教材となるものは以下の3つです。
- プログラミングPHP 第3版(オライリージャパン)
- 徹底攻略 PHP5 技術者認定 [上級] 試験問題集 [PJ0-200]対応 (インプレスジャパン)
- PHP.netの公式マニュアル
- ITトレメ PHP技術者認定・上級問題集
プログラミングPHP 第3版
上級試験のメインの教材。まず勉強すべきはこちらです。
「プログラミングPHP 第3版」からの出題が多く、出題範囲の70%を占めています。70点以上で合格となる上級試験では、極端な話、ここが全部できれば合格できるほど配点が高いため、まずはここをしっかり押さえます。
つい先日に第3版が発行されたので、これから購入する方は第3版の方を購入しましょう。第2版に比べ、古い内容が書き直されています。
PHP.netの公式マニュアル
「プログラミングPHP 第3版」をある程度押さえた上で、追加の範囲となる部分を勉強することをオススメします。
追加の範囲は配点こそ多くないものの、以下のように項目が非常に沢山あります。
- SPL(Standard PHP Library)
- 日付クラス
- PEAR(管理系のコマンドなど)
- 名前空間
- クロージャ
- リフレクション
- Late Static Binding
- JSON
- PDOとネイティブモジュールの違い
- mysqlndドライバについて
- 正規表現(pcre, posix, mbstring)
- APD/Xdebug
- memcache
- デバッグの手法
- Xdebugの機能・使い方
- パフォーマンスチューニング
- memcache/memcached
- フィルター
- PHPの拡張
現実問題として、「プログラミングPHP 第3版」の範囲だけで70点をノーミスで得点することは無理があるので、こちらもある程度の勉強が必要になります。
ここの部分は、PHP.netの公式マニュアル( http://www.php.net/manual/ja/ )を活用して勉強していきましょう。PHPエンジニアなら必ず一度はお世話になっているページかと思いますが、PHPの公式マニュアルとして内容が非常に充実しています。
徹底攻略 PHP5 技術者認定 [上級] 試験問題集 [PJ0-200]対応
実際の上級試験と同じ問題形式で例題が載っています。
348問という非常に多くの問題があるため解きごたえがあり、実際の試験に類似する問題も多いため、こちらがそれなりに解けるようであれば合格は近いです。
ITトレメ PHP技術者認定・上級問題集
実際の上級試験に即した形で60問の問題が用意されています。
2時間の制限時間を設けて、試験前日の確認問題として利用すると良いでしょう。
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