Kinect v2のジェスチャーでBing Mapsを未来的に直感操作する
2015年1月14日(水)
新しいボディフレームの準備ができているときに発生するイベント処理
- e.FrameReference.AcquireFrameメソッドで、ボディフレームを取得し、myBodyFrameで参照します。myBodyFrameに何もなかった場合は、何も行いません。
- GetAndRefreshBodyDataメソッドで、更新されたボディデータを取得します。
- CanvasBody内を一度クリアしておきます。
- ボディデータの中を、反復処理を行いながら、繰り返し変数jointで関節の位置を反復処理しながら、位置を取得していきます。
- 関節が追跡されている場合は、関節の位置と、関節の位置を描く円の大きさと描く色(透明)を指定して、DrawEllipseを実行します。
- 右手が追跡されている場合は、CoordinateMapper.MapCameraPointToColorSpaceメソッドで、関節の位置をカメラ空間から距離空間へのポイントにマップし、変数myColorSpacePointで参照します。
- 手のXとY軸の位置を取得して、メンバー変数、myHandPositionXとmyHandPositionYに格納します。右手の位置と、右手の状態と、右手を追跡している精度を引数にして、DrawHandStateを実行します。
プレイヤーの手の形によって条件分岐を行う処理
- 手がパーの状態なら、Indexの値を1で初期化します。
- 手がグーの状態の場合は、メンバー変数Indexを2で初期化します。
- それ以外は「3」で初期化します。
関節の位置に透明の円を表示する処理
透明な直径10ピクセルの円を作成します。直径はDrawEllipseを呼ぶ際に指定しています(リスト4)。
- CoordinateMapper.MapCameraPointToDepthSpaceメソッドで、関節の位置を、カメラ空間から距離空間へのポイントにマップし、メンバー変数pointで参照します。
- SetLeftとSetTopメソッドで透明な円を、指定したXとY軸に描きます。
- メンバー変数Indexの値で条件分岐を行います。Indexの値が1、つまり手の状態がパーなら地図を0.1ずつズームインし、Indexの値が2、つまり手の状態がグーなら地図を0.1ずつズームアウトします。
ウインドウが閉じられる場合の処理
Kinectが動作している場合は、Kinectを閉じ、全ての関連付けから解放します。
実際に動作させてみた際の画面は、動画1のようになります。
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