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アマゾンのドローンハイウェイの仕組みとは

2015年8月14日(金)
ReadWrite Japan

個人及び商用ドローンをどのように安全に出来るだろう? あるテクノロジーの大手はカリフォルニアで行われたNASAのコンベンションでこの問題について意見を出しあった。アマゾンは「空中にドローンハイウェイを作る」という具体的な提案を出し、自社の取り組みの一歩を切り出した。

ドローンについては、一般人が操縦するものが空港に近づきすぎたり、消火活動の邪魔になったり、史跡名所に墜落したりといった問題が起こっており、対策が講じられなければならない。

アマゾンの計画では二つの異なるトラフィックが考えられている。まず長距離便用のエクスプレス航路、そして短距離用の普通航路だ。このアプローチによりドローンの安全性の問題のいくつかは解消され、もし普及することになれば、他社が同様の技術を使う上でこれが1つのガイドラインになるだろう。

エクスプレス便か普通便か

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商品配達のためにドローンの活用を模索しているアマゾンが、この空輸テクノロジーが問題なく運用されることに注力している事は明らかだ。空輸部隊の大々的な展開を行うに先立ち、安全上の問題がクリアされていることが最優先事項となる。

アマゾンの2種類の航路プランでは、普通便は200フィート以下を、エクスプレス便は200-400フィートを飛行する事を想定している。また400-500フィートの間は何も飛ばないゾーンにするということも提唱している。

連邦航空監理局は既にその高度以上のドローンの飛行を少なくともホビーユーザー向けには禁止しているため、そのゾーンを宅配用に割り振ることは出来なくもないだろう。

この提案が通るかどうかは、無人で動くドローンが、互いの位置を分かるようコミュニケーション出来るかどうかにかかっている。そのようなネットワークが形成されることで、ドローンの運行は集中的に管理されるようになるだろう。もしドローンが他と通信できない状態になれば、200フィート以下を飛ば無ければならない。

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あと数年のうちに数千のドローンが飛び交う可能性がある中、アマゾンはメーカーに安全面での考慮も求めている。

もしドローンに障害物が接近してきた事を検知するソフトウェアが実装されれば、ドローンはカモメの群や飛行機などが近づいてきたことを判断し、ネットワーク全体で情報をシェアし、遠くにいるドローンが宅配を続けるためのアシストを行う。

「これは全く可能な話です。私達が安全で効率的ですと言えるのは、あらゆる人たちにとって安全と効率性が保証されている時だけです」と、Prime Airのガー・キムチはBloombergニュースで語った。

安全なものを空へ

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ドローンは屋外において迷惑なものになった事から、FAAは一般のドローン操縦者に、飛行は目に見える範囲のみで行い、空港や人、スタジアムでの利用は避けるよう要求している。公園なども独自にこれを禁止している。

アマゾンの計画がこのルールの緩和を呼びかけているわけではないだろう。しかしこの事でドローンに対する認識がマシになり、少なくとも安全面においてはより厳しい取締が課せられる事を避ける結果になるかも知れない。(プライバシーはまた別の問題だ)

これに関するアマゾンやその他の提案も含んだは、NASAによる初期の無人航空システムのトラフィック管理の一部として考えられており、パートナーにはグーグルやVerizonも名を連ねている。

「この件に関していうと、空はどの様な人も団体も実験を握っているとは考えていない。ソリューションを構築するのは誰でも可能だというのが我々の考えだ」とグーグルのデイブ・ボスは語った。彼は先週ドローンコントロールについてのオープンな取り組みにグーグルがコミットする事を確約したばかりだ。

アマゾン同様、グーグルも配送にドローン技術を使うことに興味を抱いている。ボスはドローンをどの様に宅配に使えるかを検証する実験プログラム、ProjectWindを率いている。これはアマゾンのPrime Airと同じようなものだ。

ゆくゆくは、アマゾンの荷物配送から、とんでもない僻地へ救命物資を届けるに到るまで、交通渋滞に縁のないドローンが使われることになるのかも知れない。しかしまずは安全性が確保されない限り、ドローンが運べるものは何もない。

画像提供:
トップ画像(The Fifth Elementより):Columbia Pictures
Amazon Prime Air画像:Amazon
Drone画像:Don McCullough and Jon Mills

David Nield
[原文]

※本記事はReadWrite Japanからの転載です。転載元はこちらをご覧ください。

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