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連載 :
  インタビュー

IT未経験者を対象に実践的なシステム開発の研修を提供

2017年2月14日(火)
工藤 淳

法人向け研修プログラム「BFT道場」

株式会社BFTは、2017年1月11日よりIT業界未経験者の社員を対象とした法人向け技術研修プログラム「BFT道場」の提供を開始した。同プログラム誕生の背景や狙い、実際のシステム開発のプロセスが学べる体験型学習のメリットなどを同社に聞いてみた。

若手を対象に実践を重視した独自のカリキュラム

IT需要が年々拡大を続ける一方で、IT分野の人材不足が深刻な問題となっている。経済産業省によれば、2017年現在ですでに17万1000人の技術者が不足。さらに2030年には、この数字が78万9000人に達すると予測されている。

その一方で、企業の情報システムの現場では、急速な変化を続けるテクノロジーとビジネス双方の要求に応える、より幅広いスキルが要求されてきている。こうした環境下で「いかに優れた技術力とビジネススキルを兼ね備えたIT人材を育成するか」が、あらゆる企業にとって今後の成長のカギを握る重要課題となっているのだ。

そうした中で、あえてIT業界未経験者を対象に、システムエンジニアとしての基本的技術から実際のシステム構築の手順、さらには社内外の関係者との連携に必要なコミュニケーションスキルまでをトータルに学べる法人向け技術研修プログラム「BFT道場」をリリースしたのが、株式会社BFT(以下、BFT)だ。

エンタープライズ業務システムなどのシステム基盤構築に実績がある同社では、2013年からIT未経験者をインフラエンジニアに育成する研修プログラムの構築を進め、自社の新入社員向けに展開してきた。これを始めたきっかけは、「自社で採用したIT未経験者をエンジニアとして育てよう」という教育方針の転換だった。代表取締役社長 小林道寛氏は「それまでは主に経験者を採用していたが、若い未経験者を社内で責任持って育てる方が、より良い結果を生むことがわかってきたのです」と、その狙いを語る。

株式会社BFT 代表取締役社長 小林道寛氏

このプログラムでは、自社内のプロジェクトに参加させる上で最低限必要なスキル基準を設け、いかにそこへ到達させるかを基本に、エンジニアとしての実践的な経験を重視した独自のカリキュラムを構築。これが今回の「BFT道場」の原型になっているという。

コンセプトは「IT人材育成に悩む企業の教育支援」

社内の教育プログラムを「BFT道場」として公開するようになったきっかけは、IT要員の育成に悩む知り合いの企業に「よかったら試してみては」と提供したことだった。一般に情報システム担当者の適正人数は、社員数1,000名程度の会社ならばその約1%が目安と言われている。だがその会社は800人に対してわずか6名(=0.75%)しかおらず、PCのメンテナンスから基幹システムまでで完全にオーバーフロー状態だった。

そこで「とにかく人手を増やそう」と大学でシステムを学んだ人材を採用したのだが、やはり学校の勉強と現場の業務とは違うため、どうしても即戦力にはならない。これを見かねたBFTが社内人材教育プログラムを提供したところ、なかなかの効果があった。これに手応えを感じた同社では、IT人材の育成に悩む他の企業にも教育サービスとして提供していくことを決めたという。

「ちょうど当社では、新しい事業分野の開拓を検討していたところだったこともあり、どうせやるのなら世の中のシステムを必要としている会社にとって価値のあるものを提供していこうと考えて、教育プログラムのパッケージ化に踏み切ったのです」(小林氏)。

すでに自社内でも100人以上がこの研修を受け、システムエンジニアとして活躍している実績も、新事業への自信につながった。

主な提供対象として想定したのは「自社でシステムを開発・運用しており、かつそのための人材育成で悩んでいる会社」だ。企業規模は、いわゆる中堅・中小企業。BFT道場ではIT人材育成の必要性を感じながら、自社では十分なリソースをまかないきれない企業に対して、大企業の社内研修と比べても遜色のないレベルの教育を提供できると自負している。

「調べる・考える」力を重視したカリキュラム構成

では、ここでBFT道場ならではの特長や、他の教育サービス機関が提供するプログラムとの違いを具体的に見ていこう。

①システム開発・運用に即戦力となる実践的スキルが身につく
BFT道場の最大の特長は「技術や知識単体ではなく、それらを組み合わせてシステムを構築するプロジェクト全体を学べる」点だ。例えばカリキュラムの1つである「Linux研修」でも、OSだけを学ぶのではなく周辺のApacheやWordPress、MySQLといった製品群を組み合わせた“サービス”としての構築を経験させる。そのため開発の現場ですぐに役立つスキルが身につき、座学に比べ本人の達成感も大きい。

②「調べる、考える」力をきたえて、プロジェクト遂行力を育てる
一般の資格取得を目的とした教育プログラムでは、システム開発にしても決められた手順を守れば完成できるようになっている。しかしBFT道場の場合、最初に「作るシステム」とヒントが与えられるだけだ。プログラムの責任者であるSI技術事業部 第一生産部 部長 宮下竜太氏は、「あとは自分で調べて、考えて、それでわからなければ講師に聞きなさいというスタンスです。というのも開発エンジニアの仕事は、さまざまな技術を組み合わせて、目的に応じたシステムやサービスを構築することだからです。調べる・考える能力があれば、将来現場で未知の仕事がきても、前に進んでいくことができるのです」と、自ら解決策を探る体験の大切さを指摘する。

株式会社BFT SI技術事業部 第一生産部 部長 宮下竜太氏

③IT技術にとどまらない、ビジネスパーソンの基本を学べる
企業の情報システム担当者は、自社の業務や業界のスキーム、関係者とのコミュニケーションなど、IT技術以外の幅広いビジネススキルがないと仕事ができない。BFT道場のカリキュラムを通じて、プロジェクトの始まりから終わりまでを一通り体験することは、こうしたビジネスパーソンとしての基礎固めにもつながる。

④日常業務を休むことなく、社内にいながら勉強できる
BFT道場は、受講者の職場に講師が出向いて指導する「オンサイトトレーニング」だ。日常の業務をこなしながら社内で研修を受けられる点は、長期間外部の研修に出ることが困難な中堅・中小企業の情報システム担当者には、非常に大きなメリットだといえよう。また研修で利用する機材もカリキュラムとあわせて提供されるので、研修体制の立ち上げが早くなる点も導入企業には魅力だ。

⑤“優しくゆっくり”からスパルタ型まで、希望に応じたマンツーマン指導
通学型の研修と大きく違うのは、受講者1人ひとりに対するマンツーマン指導であり、学習の進捗度や獲得レベルに応じてきめ細かく対応できる点だ。もし受講者や会社が望めば、標準の修了期間を延長して本当に実力がつくまで指導を受けることもできる。指導のタイプも、初心者が自信を持てるような優しく時間をかけた指導から、あくまで実力養成重視の厳しい指導まで自由に選択できるようになっている。

⑥ベテラン講師による評価&指導の繰り返しが確実な成長を約束
BFT道場では、課題の達成内容や達成度を豊富な開発経験を持つエキスパート技術者がレビューする。修了時だけでなく途中の節目ごとに達成度を評価するので、数日おきのスパンで各人の達成度や苦手箇所、問題点などを発見・指導できる。

「画一的な授業ではなく、その人に合わせたフルカスタマイズの内容で学習を進めていきます。こうしたスタイルで社内研修を受けた社員からは、後に実際の業務のプロジェクトに参加した際、『ああいった指導を受けたことが実務で役立った』という声も出ています」(宮下氏)。

基本から応用まで充実した学習カリキュラム

BFT道場には現在、インフラエンジニアに必要なOSの知識を学ぶ「Linux コース」「Windowsコース」と「ネットワーク コース」の3コースが設けられている。ここに2017年4月からは「運用シェルスクリプト コース」「データベース コース」が加わる予定だ。

受講の順番は、まずすべての基本となるベース研修として「Linux コース」「Windows コース」「ネットワーク コース」を受講。その後、応用編として「運用シェルスクリプト コース」「データベース コース」を受講していくことになる。標準的な研修期間はベース研修で1~2か月、応用編で1カリキュラムあたり約2~3週間を想定している。

また各コースを連続して学ぶのではなく、最初は例えばOSだけを学習して、そこで身につけた知識をもとに1回現場に出て、その後また次のカリキュラムに取りかかるといった進め方が採られている。そうしたインターバルを置く方が身につくことが、過去の実績から判明しているのだ。

「社員自身にとっては、研修を受けているというよりは実際のプロジェクトに入る前に少し勉強できるというような感覚です。また、一度現場に出て実務を体験してから、もう一度同じカリキュラムを受講したところ、『こういう意味だったのか』と理解できたという声も聞きます。学習した知識の有効性を現場で実感する体験が、次の学習へのモチベーションにつながります」(小林氏)。

インタビューは終始にこやかな雰囲気の中で行われた

中身の濃い学習内容とリーズナブルな受講料金

標準的な4週間のプラットフォーム研修コースの場合、1週目に渡される資料には達成目標や困ったときの対応法、また開発するシステムの具体的な構成条件(ネットワーク構成やソフトウェア構成)が記されており、それを前提として課題に取り組んでいくことになる。

基本的には、これらの条件や要所ごとに与えられるヒントをもとに、自分で考えながらシステム開発の初歩的なプロセスを体験していくことになる。

宮下氏は「システム開発の実務に近いところで演習できるのもメリットの1つです。初歩的ながら、システム開発の基本的な段階を、みずから手を動かしながら学んでいけるため、試験対策の丸暗記などとは違う中身の濃い学習が大きな魅力です」と強調する。

気になる費用だが、内容の充実ぶりから考えると非常にリーズナブルな料金設定だ。基本料金は1人当たり1週間で7万5000円(税別)。例えば「Linux 3層Webアプリケーション環境構築コース」(4週間)だと300,000円(税別)になる。小林氏は「当社の実務経験豊富なエンジニアがマンツーマンで指導するので、その内容からすれば、かなり割安ではないかと自負しています」と明かす。研修で使用するサーバーやスイッチなどもすべてBFTから研修時に提供されるため、受講者側が用意する必要がないという点でもコストパフォーマンスは高い。

“生き残れるエンジニア”育成を目指す企業に貢献

BFT道場のパッケージとしては、まだ2017年1月に提供が始まったばかりとあって、本格的な企業からの引き合いはこれからが本番だ。だが、すでに同社では初年度の導入実績50社、さらに2年目はリピーターも含め100社の導入を目指して動き出している。

「少子化の進む中で、優秀な人材の確保はますます難しくなりつつあります。昔のように大量採用で一括教育を施し、そこについてこられる人間だけ残れば良いという時代ではありません。限られた人材リソースの中から優秀な若手を採用し、大切に育てながらしっかりと実力を身につけさせていくことが、今の時代の企業には求められてきます。そのために、ぜひBFT 道場をご活用いただきたい」と力強く語る小林氏。そうした意味でも、テキストを丸暗記しただけでは卒業できない厳しさを持つBFT道場は、若手社員の恰好の鍛錬の場となるに違いない。“時代の生き残り競争に勝てるエンジニア”の育成に悩む企業は、ぜひ一度問い合わせてみてはどうだろうか。

「BFT道場」、無料お試しモニターキャンペーン実施中!

BFTでは、2017年2月から6月までの期間、BFT道場のメリットを実際に体験してもらうため、4週間のトレーニング(30万円相当)を無料で提供するキャンペーンを行っている。募集人数は毎月3社・3名ずつを受付。期間中の5か月間合計で、延べ15社・15名を予定している。対象となるのは、モニター体験希望の企業の情報システム部門に所属する社員でIT未経験の人。また、受講者モニターアンケートに協力することが条件だ。

☆モニターキャンペーンおよびBFT道場に関する問い合わせ先は、以下の通り。
電話:03-6810-0092/メール:bft-dojo@bfts.co.jp

フリーランス・ライター兼エディター。IT専門出版社を経て独立後は、主にソフトウェア関連のITビジネス記事を手がける。もともとバリバリの文系出身だったが、ビジネス記事のインタビュー取材を重ねるうち、気がついたらIT専門のような顔をして鋭意お仕事中。

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