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  インタビュー

これからのITエンジニアは英語ができて当たり前!? 「IT×English BFT道場流英会話教室」で学べる実践的な英会話とは

2019年9月12日(木)
望月 香里(もちづき・かおり)

8月7日(水)、東京都千代田区丸の内にあるBFT本社にて、6月より開講された、ITエンジニアのための実践型IT技術研修「BFT道場」のチョイトレ「エンジニアにもっと英会話を!」をテーマとした新コース「IT×English BFT道場流英会話教室」を体験取材してきた。

ワーホリ経験のある筆者も久々の英会話でドキドキ

本研修には、英会話初級コース、英会話入門コース、英会話中級コースの3つが用意されており、今回はビジネスシーンですぐに役立つ入門コースを体験。授業は「職場でプロジェクトの新メンバーに挨拶をして、同僚を紹介する」という設定で、担当するライアン・スコット先生の英語は聞き取りやすいネイティブEnglishであることはもちろん、先生がいかに生徒にその時間をリラックスして過ごせてもらえるかを考慮していると深く感じられた。同窓会で再開したかのごとく、とても居心地の良い時間となった。

ここで、授業内容の一部をちょこっと紹介。テキストを使用した授業がメインだが、声に出すことで、発音も確認できる。

(挨拶)
Hi,my name’s Natasha.
Pleased to meet you. I’m Khalid Ali.
Pleased meet you,too.

(自己紹介 正しいものをカッコの中から選ぶ)
Karim,what do you do?
I’m a( website developer / network administrator).Who do you work for?
I work CISCO. I’m a (system analyst / website analyst) there.

授業に使用されるテキストは写真も入ってなかなか面白い

参加者同士で英語のやり取り。声を出して、お互いに会話を楽しむ

受講後には、ライアン先生とBFTの取締役専務 SD推進事業部長の古賀彌奈子氏に「IT×English BFT道場流英会話教室」開講の目的や、日本における英語教育の課題などを聞いた。

Q:今回のチョイトレ「IT×English」英会話教室を開始した背景(エンジニアを取り巻く環境を踏まえて)と、受講者からの反響を教えてください。

  • 古賀様々な企業にIT研修を行っている中で、情報システム部門で英会話のニーズが高まってきていると感じたことが1つです。ビジネスのスピードが早くなり、クラウドなどのサービスも増えている中、システムだけでなくシステム部門も一緒に海外展開するケースが増えてきました。営業部門など、企業のメインとなる事業部は海外進出のため必然的に英会話が必要でしたが、システム部門も海外の企業と意思疎通が図れなければ、ただ単に技術力や知識だけでは太刀打ちできなくなりつつあります。このような背景から本講座を始めました。

    まだ開講したばかりなのでこれから取り組んでいく段階ですが、「やはりITに英会話は必須だ」と多くの企業から反響をいただいています。今後の展開として、グループレッスン以外にも、個人レッスンも始めていけたらと考えています。

株式会社BFT 取締役専務 SD推進事業部長 古賀彌奈子氏

Q:日本人が英会話に苦手意識を持つ理由の1つに「上手に話せないと恥ずかしいから」ということがあると思います。本講座では「楽しく話せる」ように授業されているとのことですが、生徒さんが楽しめるように工夫している点や心がけていることを教えてください。

  • ライアン人はリラックスすると活動的になり、会話も弾むようになります。生徒にリラックスしてもらえるよう、フレンドリーな雰囲気を作り出すようにしています。「英会話教室だから間違えないように話そう」と思う余り、緊張して言葉に詰まると、固くなってどんどんプレッシャーを感じやすくなってしまいます。特に初めはリラックスして会話することを楽しみ、英会話を前向きに考えてもらいたいと思っています。そのためにも、生徒ひとりひとりのキャラクターを見極め、彼らが心地よい状態でいられるよう授業を進めています。

    教える先生も、真面目になってしまうと生徒が楽しく学べなくなってしまうと思っています。自分の学生時代の記憶をよく思い出すのですが、楽しい先生や授業の記憶は今でもとても鮮明に覚えています。この自分の経験が、私のレッスンスタイルを形作っていると言えます。

Q:クラウドを活用したオンライン英会話サービスが多い中、顔が見えるスクール制にした理由はありますか?また、教える側としてオンラインとオフラインの学習効果の違いはありますか?

  • ライアンマンツーマンならばオンラインレッスンも良いですが、先生だけでなく一緒に受講している生徒からも学びや気づきを得られ、共有できるグループレッスンの方が良いと思っています。もう1つ、オンラインでは画面上で表情は見えていますが、お互いの意思疎通の理解度は下がってしまいます。私は、目の前にいるからこそ直接相手の表情やしぐさを感じられる方が好きなので、それも理由ですね。

    オンラインレッスンは便利ですが、生徒同士がお互いに刺激を受けながら学んでいく方がモチベーションも上がり、学びのスピードも早くなると思っています。「学ぼう」とする意欲がその空間に伝播するためか、場の空気自体が違います。自分が生徒との関係を築いていく上でも、オフラインを推奨します。

講師を務めるスコット・ライアン先生。カナダ出身で来日7年、趣味は料理とビール

Q:本講座のゴールはどのように設定していますか。また、そのゴールの達成に向けて受講者に必要なこと(マインド、取り組み)があれば教えてください。

  • 古賀ゴールは、受講生たちが「もっと英語で話したい!」と思い、学びを深めようと自主的に行動し、英会話を前向きに楽しんでくれるようになることです。重要なのは「学び続けられるか」。自発的に学びたいと思い、次のレッスンまでに自分が話したいテーマや新しい言葉を探してくるなど、英会話教室の外でも“学ぶ楽しさ・話せる楽しさ”を継続していけることだと思います。だんだんと英語で話すことに慣れてくれば、緊張せず自信を持って英会話を楽しめて、流暢に話せるようになります。

Q:BFT道場は「現場で活躍できる」「IT業界の未来を創る」エンジニアを育成したいという思いと、実体験から生まれた新しい形の実践型技術研修とのことですが、その実体験とはどのようなものですか?生徒さんの変化など、具体的な事例を交えて教えてください。

  • 古賀これまでの研修はデータベースやプログラミング言語など、知識を教える研修が多く、研修後に即現場で役立つものは少ないのが実情でした。これからのIT業界や日本のシステム業界を見据えた上で、より実践的に活躍できるエンジニアを増やし、情報システム部門を強くするなど、積極的に人材作りを続けていきたいというBFTの思いもあり、できるだけ「実践で使える」をコンセプトにBFT道場を開講しています。

    ITの現場では、1つの専門用語でも国や地域、個人で表現や発音が異なることで伝わらないといった問題がよく起こっています。今後、世界中のメンバーとプロジェクトを進めていくとなった場合、地域によって単語の使われ方が異なっても、基本的な英単語を理解していれば意思疎通の相違が少なくなります。

    日本人は大学受験までの間に、長年に渡って英語を勉強しますが、実際に話せる方は少ないです。私自身、英語も英会話も苦手でしたが、個人レッスンを受講していく中でまずは続けられたことが大きかったです。間違った文法や英単語を言ってはいけないと思い込んでいる方も多いですが、BFTでは間違う云々でなく「会話を楽しむ」という本来の英会話を展開していきたいと考えています。

    実際に英会話コースを受講されている生徒さんの変化は、初めは会社の契約だからと仕方なく受講していたような方も、レッスンを重ねるうちに「個人でレッスンに通いたい」と足を運んでくださったり、頭の中では分かっていながら、ひとこと発することを億劫と感じていたような方が意欲的・積極的に学ぼうとしたりする姿を目の当たりにするようになり、皆さんの日々の成長を感じています。

古賀さんとライアン先生は友人で、ライアン先生から英会話を習ったとか

* * *

より実践的に、日常のシーンで使える英会話を学べるのは、時間的にも金銭的にも、ビジネスマンにとっては嬉しいこと。講師を担当するライアン先生は在日7年になるという。日本人のことをよく理解しており、体験授業ではリラックスして英会話を楽しむことができた。ぜひ、この機会に本来の「英会話」を学んでみてはいかがだろうか。

BFT道場 for Personal 英会話教室 Don’t be shy!!
8月より個人向け英会話教室を開講!

BFTでは、以前より問い合わせの多かった個人向け英会話レッスン「BFT道場 Personal 英会話教室」を、8月より週1回夕方の時間に開講している。「Don’t be shy!!」をテーマに、英語で話すことが難しいなど苦手意識を持った英会話初心者に向けた、気軽に始められる英会話教室だ。メイン講師を務めるライアン・スコット先生は、初心者の方でも楽しめるよう、生徒のキャラクターに合わせて授業を進めてくれる。「間違うことは関係ない。上達のため、とにかくたくさん話す機会を作る必要がある」とのこと。

ぜひ、みなさんもこの機会に英会話学習をはじめてみてみませんか。

<英会話教室概要>
■開始時間:毎週水曜日 18:30~(1時間)
■教室定員:5名様
■受講料:4,000円
■英会話レベル:全く話せない方~少しだけ会話ができる方
※上級者の方は別のコースを選択ください。

<予約サイト>https://reserva.be/dojoaws1

著者
望月 香里(もちづき・かおり)
元保育士。現ベビーシッターとライターのフリーランス。ものごとの始まり・きっかけを聞くのが好き。今は、当たり前のようで当たり前でない日常、暮らしに興味がある。
ブログ:https://note.com/zucchini_232

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