レノボが一体型VRヘッドセット「Mirage Solo」を発表

先週は、アメリカ・ラスベガスにて、世界最大の家電見本市「CES 2018」が1月9日～12日の日程で開催されました。VRに関する発表も数多くなされているため、今週はCES 2018に関連するニュースをお伝えいたします。

HTC Viveの無線化に関する発表や一体型ヘッドセットといった、従来のVRヘッドセットの技術を進歩させたものや、触覚を再現するデバイスのニュースなど、VRのあるべき未来を実現するための技術の萌芽を感じさせられるニュースが多く見られました。

レノボ、一体型VRヘッドセット「Mirage Solo」発表 グーグルが技術協力

レノボは、CES 2018にてPCやスマートフォンを使わない一体型VRヘッドセット「Mirage Solo」を発表しました。Googleとの共同開発となっており、高品質なVR体験を可能にします。アメリカでの価格は400ドル以下をターゲットとしているとのことですが、正式な価格は不明です。また日本での発売は、「検討中」とのことです。

ディスプレイはQHD（2560×1440）のLCD液晶パネルを内蔵し、リフレッシュレートは75Hzで描画します。視野角は110度、フレネルレンズが使われています。

プロセッサにはVRに最適化されたクアルコムのSnapdragon 835が搭載されます。メモリは4GB、内蔵ストレージは64GBで、最大256GBまでのマイクロSDカードを利用可能です。バッテリーは4,000mAhですが、連続使用時間等は不明です。通信環境はWi-Fi 802.11 ac/n、Bluetooth5.0に対応しています。

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レノボ、一体型VRヘッドセット「Mirage Solo」発表 グーグルが技術協力
http://www.moguravr.com/mirage-solo/

HTC Vive用の公式「Viveワイヤレスアダプター」発表

HTCは、CES 2018にてHTC Viveとその上位機種Vive Pro向けの「Viveワイヤレスアダプター」を発表しました。大容量・低遅延・安定が求められるため、通信規格にはインテルのWi-Gig 60GHz帯を使用。コンテンツの送受信にはDisplayLink社のワイヤレスVR向けコーデックを使用しています。

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ついにVRは無線へ Viveワイヤレスアダプターは遅延気にならず
http://www.moguravr.com/htc-vive-tpcast-3/

VR用触覚再現コントローラー「UnlimitedHand」、NTTと東レの技術で性能・衛生面向上

VR/AR向けコントローラー「UnlimitedHand」を開発するH2Lは、同デバイスにNTTと東レが共同開発した機能素材「hitoe」を新たに実装しました。同素材を実装したことで、体験時のユーザーへの高い満足度の提供と性能向上に成功したとのことです。また、同素材は100回以上の洗濯への耐性を有し、衛生面の向上も実現しました。

H2LはCES 2018にて、VRテーマパークを想定したアプリケーションを展示しています。

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VR用触感再現コントローラー NTTの技術で性能・衛生向上
http://www.moguravr.com/unlimitedhand-ntt/

Cerevo、VRシューズ「Taclim」一新、改良版を発表 自分で触覚デバイスをつくれるキットも

日本のハードウェアメーカーであるCerevoは、CES 2018にあわせて触覚付のVRシューズ「Taclim」の改良版を発表しました。また、自作のコントローラーなどに組み込むために、触覚モジュールを単体で販売することも発表しています。

同社は1年前のCES 2017にて、地面の触感がわかる「Taclim」を発表しています。同デバイスには触感を再現するタクタイル・デバイスを内蔵しています。

今回は、つま先とかかとにスイッチを内蔵し、踏み降ろしたときの反応が確実となったほか、足裏スイッチで歩行・着地の検出を確かなものとしました。Viveトラッカーの取り付けねじを備え、移動のトラッキングも可能となっています。

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Cerevo、VRシューズ「Taclim」一新 自分で触覚デバイスを作れるキットも
http://www.moguravr.com/cerevo-vr-taclim/

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