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Webデザイナは知っていた

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第5回:バナー広告の作り方(前編)

著者:シンクイット制作部

公開日:2008/03/13(木)

バナー広告って何?

第4回:黄金比を信じますか?」ではデザインとして最も美しいとされる比率「黄金比」について紹介しました。

今回は、ニュースサイトやポータルサイトには必ず掲載されている、バナー広告の作り方について紹介します。

バナー広告とは、画像やアニメーションGIF、Flashで制作された、インターネット広告のことです。国内ではインターネット広告費がラジオ、雑誌を超え、そして新聞に迫る勢いで成長を続けています。海外では既に新聞広告費を超えた国があるほどです。

広告の中には、その商品に特化した記事を掲載したタイアップ広告や、ターゲットとなるユーザにピンポイントでメールを配信するターゲット広告などがあります。その中でもバナー広告はそのサイトを訪れたユーザの誰しもが目にすることができる広告の1つです。

バナー広告を掲載する発注者側の目的は大きく分けて3つあります。

それは「商品・サービスの紹介」「求人・イベントなどの集客」「会員登録・アンケートの収集」に分類されます。

また、広告の掲載の仕方にも大きく分けて4つあります。

それは「表示する回数を発注者側が指定するもの」「ある期間を指定して掲載するもの」「クリック数を保証して掲載するもの」「遷移するサイトでの契約数に応じたもの」に分類されます。

図1:バナー広告サイズの種類

バナー広告の効果と種類

発注者側がバナー広告を掲載する際に、求める効果は大きく分けて3つあります。

それは、バナーを目にすることで、広告メッセージや商品の認知が期待できる「インプレッション効果」、クリックさせることで目的のWebサイトに遷移させる「トラフィック効果」、商品の購入やイベントの集客などに具体的な反応がある「レスポンス効果」です。

バナー広告サイズの種類は以前まで媒体ごとに異なっていましたが、サイズの標準化がすすめられたことで、複数の媒体に同時に同じ広告を掲載できるようになりました(図1上)。

多くの人が利用することができるアフィリエイト「Google Adsense」はバナー広告を意識してか、バナー広告の標準フォーマットと同じサイズを用意しているので、広告収入モデルのWebサイトを運営している方はそちらも意識しておかないといけないでしょう(図1下)。

筆者は以前、制作したWebサイトを公開した後に、Google Adsenseのバナーを配置する要望が社内であがったのでサイズを調べたのですが、配置したいバナーのサイズが合わず、苦労した経験があります。

広告の最大の効果を得るために、制作者は、発注者の求める効果を達成できるように、広告の掲載の仕方や効果を踏まえて、デザインキャンパスに広告サイズを配慮する必要があります。また、制作の際には必要な情報を発注者へ的確に伝えることが重要です。

次のページでは、バナー広告を制作する際に必要な、ストーリーの作り方を紹介します。 次のページ


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