週刊VRウォッチ 492

Apple Vision Pro用モーションコントローラーの技術仕様公開、Blender 5.2 LTS公開 ほか

本記事はVR専門メディア「Mogura VR」から提供されているもので、国内外のVR関連情報をいち早く、正しく、分かりやすくお伝えします。

Mogura VR

6:00

今週のXR領域の最新動向をお届けします。開発環境の分野では、Appleが空間コンピュータ「Apple Vision Pro」向けにサードパーティ製モーションコントローラーの技術仕様を公開したほか、統合3Dソフトウェアの最新版「Blender 5.2 LTS」がリリースされ、VRでのロケーションスカウティング機能が追加されました。市場動向としては、Counterpoint Researchによるインテリジェントアイウェア市場の調査で、ディスプレイを持たないスマートグラスの出荷台数が大幅に増加したことが報告されています。さらに研究事例として、MESONと博報堂DYホールディングスが行った、イマーシブビデオの撮影距離が体験者の心理に与える影響についての検証結果を紹介していきます。

Apple Vision Pro用モーションコントローラーの技術仕様を開発者向けに公開

Appleは、空間コンピュータ「Apple Vision Pro」向けのサードパーティ製モーションコントローラーに関する技術仕様を開発者に向けて公開しました。この詳細は、Apple製品向け外部アクセサリー開発用ガイドラインの最新版に、新セクション「Spatial Accessories」として74ページにわたり追加されています。この中には、トラッキング対応アクセサリーに必要なハードウェア構成や、搭載するLEDの基準、基板のレイアウト例など詳細な情報が記されています。

発売当初、Vision Proはモーションコントローラーへの対応を見送っていましたが、今回の仕様公開によりサードパーティによるコントローラーの開発が公式にサポートされることになります。WWDC2026でも具体的な設計例が示されており、今後の多様な入力デバイスの登場が期待されます。

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Apple Vision Pro用モーションコントローラーの技術仕様を開発者向けに公開
https://www.moguravr.com/apple-vision-pro-third-party-controller-specifications/

Blender 5.2 LTS公開、VRでの撮影地点確認機能を追加

Blender Foundationは、2年間の長期サポートを提供する統合3Dソフトウェアの最新版「Blender 5.2 LTS」を公開しました。今回の目玉として、VR用アドオンにロケーションスカウティング機能が追加されました。これにより、VRセッション中に焦点距離や絞り値を確認しながら撮影地点を記録し、後からシーンカメラへ変換することが可能になります。

また、ノードベースのモデリング機能には、髪や布のシミュレーションに向けた実験的な物理演算ツールが追加されました。さらに、アセットライブラリのリモートホスティング対応や、レンダリングエンジンのテクスチャキャッシュ機能によるメモリ使用量削減など、クリエイターの作業効率を向上させる多数のアップデートが盛り込まれています。

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Blender 5.2 LTS公開、VRでの撮影地点確認機能を追加
https://www.moguravr.com/blender-5-2-lts-vr-location-scouting/

Counterpoint Researchが、VR/AR/スマートグラス領域のデバイス出荷台数調査を発表、スマートグラスが210%増

Counterpoint Researchは、2026年第1四半期における世界のインテリジェントアイウェア市場の調査結果を発表しました。全体の出荷台数は前年同期比で83%増加しており、特にディスプレイを持たないスマートグラスが210%増、ARグラスが136%増と大きく成長した一方で、VRデバイスは17%減少しました。

スマートグラス市場ではMetaが84%のシェアを獲得して市場を牽引しており、ARグラス市場でもVITUREが前年比281%増と急成長を見せています。業界全体ではメモリ価格の上昇が懸念されており、VR製品の価格引き上げや一部メーカーの発売延期などの影響が出ているものの、中国やインドでの独自エコシステム形成など、新たな市場の広がりも報告されています。

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Counterpoint Researchが、VR/AR/スマートグラス領域のデバイス出荷台数調査を発表、スマートグラスが210%増
https://www.moguravr.com/xr-smart-glasses-market-2026-q1/

MESONと博報堂DYHD、イマーシブビデオの撮影距離と心理的近さに関する論文を公開

MESONと博報堂DYホールディングスは、イマーシブビデオにおける映像の撮影距離が体験者に与える影響について検証した心理実験の結果を発表しました。実験ではアイドルグループSTU48の協力を得て、演者からの距離が異なる2種類の没入型映像を制作し、Apple Vision Proを用いて評価が行われました。

検証の結果、演者に近い1,200mmの距離から撮影した映像では、遠距離からの撮影に比べて、その場にいる感覚が大きく向上することが確認されました。さらに、コンテンツ内の演者との心理的な距離感が縮まるという成果も示されています。本研究の成果は論文やホワイトペーパーとして公開されており、両社はこの知見をライブエンターテインメントや観光など幅広い領域へ応用していく方針です。

本ニュースの詳細はこちら:
MESONと博報堂DYHD、イマーシブビデオの撮影距離と心理的近さに関する論文を公開
https://www.moguravr.com/meson-hakuhodo-dy-immersive-video-experiment/

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