週刊VRウォッチ 491

「Unity IAP 5.4」リリース、Scaniverse フィジカルAI向けUSDZ書き出し機能を追加 ほか

本記事はVR専門メディア「Mogura VR」から提供されているもので、国内外のVR関連情報をいち早く、正しく、分かりやすくお伝えします。

Mogura VR

6:00

今週も、XR・AI領域の最新動向をお届けします。開発環境の分野では、Unityがアプリ内課金SDKの最新版である「Unity IAP 5.4」をリリースし、ストアを経由しないD2Cウェブショップの構築機能を追加したほか、CRI・ミドルウェアが音声・映像ミドルウェア「CRIWARE」の「Godot」への完全対応を発表しました。また、Niantic Spatialによる「Scaniverse」のフィジカルAI向けUSDZ書き出し機能の追加や、チューリッヒ医科大学らによる脳卒中患者の腕の感覚を取り戻すVRリハビリシステムの臨床研究について紹介していきます。

「Unity IAP 5.4」リリース ノーコードD2Cウェブショップ構築に対応

Unityは2026年7月1日、アプリ内課金SDKの最新版である「Unity IAP 5.4」をリリースしました。今回の更新では、AppleやGoogleといった従来のネイティブストアでの課金機能に加え、仲介を挟まずプレイヤーへ直接商品を販売できるD2Cコマース機能が新たに統合されています。開発者はダッシュボード上から数回のクリック操作でブランドウェブショップを構築でき、ゲーム内のアイテムカタログとも自動的に同期されます。決済面ではStripeなどのサードパーティプロバイダーに対応し、価格のローカライズや対応通貨、LTVといったデータも一元管理できます。Unityがホストするウェブショップの利用自体に追加費用はかからず、手軽に導入可能です。

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「Unity IAP 5.4」リリース ノーコードD2Cウェブショップ構築に対応
https://www.moguravr.com/unity-iap-5-4-d2c-webshop/

Scaniverse、フィジカルAI向けUSDZ書き出し機能を追加

Niantic Spatialは、3Dスキャンアプリ「Scaniverse」において、フィジカルAI向けとなるUSDZ形式でのエクスポート機能の提供を開始しました。本機能は360度カメラの映像からガウシアン・スプラッティングとメッシュを自動生成し、ロボット開発プラットフォームのNVIDIA Isaac Sim等に直接読み込めるデータを出力します。高額な専門機材は不要で、500ドル程度のカメラと5分程度の撮影で実環境を容易に再現できるのが特徴です。これにより、ロボットがシミュレーションと現実の環境の違いによって性能低下を起こす課題の解決策として、実際の配置先に近い空間データを用いた効率的な訓練が期待されます。

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Scaniverse、フィジカルAI向けUSDZ書き出し機能を追加
https://www.moguravr.com/scaniverse-usdz-export-physical-ai/

CRI・ミドルウェア、ゲームエンジン「Godot」に完全対応

CRI・ミドルウェアは、自社が開発・提供する音声・映像ミドルウェア「CRIWARE」を、オープンソースのゲームエンジン「Godot」に完全対応させました。Godotは無料で利用でき初心者にも扱いやすい点から幅広い開発者に支持されており、直近のバージョンでは200万ダウンロードを記録し、海外市場を中心に利用者が拡大しています。今回の対応により、CRIWAREが持つ高品質な音声や映像の再生・演出機能をGodotでのゲーム制作に組み込めるようになり、クリエイターの表現の幅が大きく広がります。また、既存のゲームエンジンからGodotへ移行する際にもCRIWAREの技術資産をそのまま活用できるため、複数プラットフォームへの展開も少ない負担で行えるようになります。

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CRI・ミドルウェア、ゲームエンジン「Godot」に完全対応
https://www.moguravr.com/criware-godot-support/

脳卒中患者がVRリハビリで腕の感覚を取り戻す チューリッヒ医科大ら臨床研究で改善を確認

ウィーン医科大学とETHチューリッヒの研究チームは、VRと神経刺激を組み合わせた脳卒中患者向けのリハビリプラットフォーム「MultiSensy」を開発しました。没入型VRゴーグルの映像に合わせて皮膚上の電極から神経を刺激することで、バーチャル空間内の物体に実際に触れているような感覚を再現し、日常動作を模したインタラクティブな課題を体験できます。発症から3ヶ月以上経過した患者34人を対象とした臨床試験では、MultiSensyを使用したグループは通常のリハビリを受けたグループと比較して、上肢の運動障害がおよそ2倍改善しました。さらに患部の触覚や身体認識の改善も見られており、患者の回復を後押しする新たな手法として今後の発展が期待されています。

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脳卒中患者がVRリハビリで腕の感覚を取り戻す チューリッヒ医科大ら臨床研究で改善を確認
https://www.moguravr.com/vr-nerve-stimulation-stroke-rehabilitation-multisensy/

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