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サーバー構築とOSSのインストール

2009年7月8日(水)
細田 隼平

Perlのセットアップ

 次にPerlをIISで動かす準備をします。まずPerlを動かすためにActivePerlをインストールします。公式サイト(http://www.activestate.com/activeperl/)からx86版(32bit版)をダウンロードします。x64版(64bit版)もありますが、提供されているモジュールが32bit版に比べて少ないのでさまざまなアプリケーションを動かすには物足りなくなってしまいます。ここでは、本記事執筆時点(2009.6)で最新のActivePerl5.10.0.1005をダウンロードしました。

 ダウンロードしたインストーラー(ActivePerl-5.10.0.1005-MSWin32-x86-290470.msi)を実行しインストールを開始します。ライセンスに同意し、後は画面に従って進めていくだけでインストールが完了します。

 続いてPerlとIISの関連付けを行います。「IISマネージャ > コンピューター名 > ハンドラマッピング > スクリプトマップの追加」をクリックします。「スクリプトマップの追加」画面が表示されるので、以下のように入力します。

・要求パス: *.cgi
・実行可能ファイル: C:\Perl\bin\perl.exe “%s” %s
・名前: Perl via Script Map

 すると、「このISAPI拡張機能を有効にしますか?」と聞かれるので、「はい」をクリック。上記と同様の操作で要求パスが「*.pl」の場合のマッピングも以下のとおり行います。

・要求パス: *.pl
・実行可能ファイル: C:\Perl\bin\perl.exe “%s” %s
・名前: Perl via Script Map (pl)

 また、インストールしているOSが64bit版の場合は、PHPの設定時と同様にアプリケーションプールの詳細設定から32ビットアプリケーションの有効化をしてください。

 最後に既定のドキュメントの設定を行います。「IISマネージャ > コンピューター名 > 既定のドキュメント > 追加」で「index.cgi」と「index.pl」をそれぞれ追加してください。

IISへのOSSインストール(1) ~Pukiwikiのインストールと設定

 いよいよ1つ目のOSSをインストールしてみましょう。はじめは手順が簡単なPukiwikiにしましょう。公式サイト(http://pukiwiki.sourceforge.jp/)にアクセスし最新版をダウンロードします。本記事ではバージョン1.4.7のutf8版(pukiwiki-1.4.7_notb_utf8.zip)で説明します。

 ダウンロードしたファイルを解凍し、中身を「C:\inetpub\wwwroot\pukiwiki」フォルダ内にコピーします。

 続いて権限の設定を行います。ここでは簡単に、「C:\inetpub\wwwroot\pukiwiki」フォルダに対して「IUSR」にフルコントロール権限を付与します。「pukiwiki」フォルダで「右クリック > プロパティ > セキュリティ > 詳細設定 > 編集 > 追加」と進み、「選択するオブジェクト名を入力してください」に「IUSR」と入力し、「OK」をクリックします。

 「pukiwikiアクセス許可エントリ」ウィンドウで、「フルコントロール」にチェックを入れ「OK」をクリックします。プロパティ関連のウィンドウの「OK」を押して開いたウィンドウを閉じていきます。

 続いてpukiwikiの設定ファイルである「pukiwiki.ini.php」を編集します。なにも変更しなくても動作はしますが、管理者名の表示変更やトップページの名称変更など最低限設定しそうな個所を以下に記します。

 $modifier……管理者名に変更
 $modifierlink……管理者のサイトURLに変更
 $defaultpage……トップページの名称に変更
 $adminpass……phpのmd5()でパスワードをハッシュ化した文字列に変更

 最後のmd5でのハッシュ化文字列は以下のコマンドで取得できます。

 C:\php\php.exe -r "echo md5('password');"

 上記のようにすると、「5f4dcc3b5aa765d61d8327deb882cf99」といった文字列が返ります(コマンドのpasswordの個所を任意のパスワード文字列に置き換えます)。この取得した文字列を「pukiwiki.ini.php」に対し、

 $adminpass = '{x-php-md5}5f4dcc3b5aa765d61d8327deb882cf99';

のように設定することでパスワードの設定ができます。

 設定は以上です。ブラウザから「http://localhost/pukiwiki/」にアクセスし動作確認をしましょう。

 次回は、引き続きオープンソースWebアプリケーションのインストール手順を紹介していきます。

2002年SIerに入社し、一貫してWebシステムの開発に携わる。2007年フリーランスとして独立。現在はモバイルコンテンツサイトのマーケティング支援としてBI構築、SEO、SEMに携わっている。所有資格はRHCE、Oracle Certified Professional、テクニカルエンジニア(ネットワーク)など。「IIS de OSS」(http://guitarfish.wazure.jp/)にてIISにOSSをインストールするノウハウを展開中。

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