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| その狙い | ||||||||||||
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明確な定義がされているわけではないが、そもそもミドルウェアとはOS上で動作し、OSとアプリケーションソフトの中間的な性格を持っており、具体的な機能を提供するソフトウェアのことである。 代表的なものとして、データベース管理システム(DBMS)やトランザクション処理機能を提供するTPモニタ、分散オブジェクト環境を提供するORB(Object Request Broker)などがある。特定の分野でしか使われないが、その分野では必ず必要とされるような具体的で基本的な機能を提供するソフトウェアといえよう。 オープン化が広まっていく時期には、ミドルウェアの特徴としてOSやハードウェアによる違いを吸収し、様々なプラットフォームで動作するアプリケーションソフトの開発を容易にするというメリットがあげられていた。 現在では、BI(Business Intelligence)や企業ポータルなどアプリケーションに近い領域の機能から、J2EEなどアプリケーションの実行環境まで様々な機能がミドルウェアとして豊富に各ベンダーから提供されており、このソフトウェアの選択/活用がシステム構築の重要事項となっている。 Oracle Fusion Middlewareは、この多様なソフトウェアを単に集めただけではなく、企業情報のシステム基盤として「Comprehensive(包括的)」「Hot-Pluggable(標準準拠)」「Unbreakable(高可用性、高信頼性)」の実現を目指しており、データベースと業務アプリケーションを1つに融合/連携させることを狙いとしている。 |
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| Comprehensive(包括的) | ||||||||||||
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企業システム構築に有効な各種ソフトウェアを総合的に揃えており、ITとしての付加価値を提供する。
表2:Oracle Fusion Middleware製品
またSOA(サービス指向アーキテクチャ)を実現するオープンでスタンダードな技術によって、表3にあげる項目を実現可能にする。
表3:オープンでスタンダードな技術が実現すること
この技術の活用により既存のレガシーシステムやアプリケーションの有効活用、分断されたシステムに制約されることなくビジネス変化に柔軟に対応するシステム再構築が可能となる。 また、あらゆるセキュリティ対策の基盤となるOracle Identity Managementをはじめ、ミドルウェアからアプリケーションのレイヤまでをカバーするセキュリティ統合によって表4に示す機能を提供し、個人情報保護法ガイドラインや業界別の各種ガイドラインに対するコンプライアンス対策などの重要課題への対応を実現する。
表4:セキュリティ統合が実現すること
その他にも、リアルタイムなメッセージングとコンテンツ管理を実現するコラボレーションシステム、企業内の全文検索システムおよび企業ポータルによるエンドユーザの生産性向上など各種機能を実装する。 |
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